近畿地方整備局姫路河川国道事務所は13日、神戸市垂水区の公園「アジュール舞子」と兵庫県明石市の大蔵海岸海水浴場、大蔵海岸公園の護岸エリアについて、当面の間、立ち入り制限を行うと発表した。
今月上旬、アジュール舞子と商業施設「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」の間にあるコンクリートで整備された場所で、コンクリ下に深さ約1.1メートルの空洞が見つかり、同事務所は8日から立ち入りを制限していた。空洞の原因は調査中。
今回の立ち入り制限は、空洞周辺にある類似した構造の場所について安全点検を行うためで、同事務所によると、ほかにも空洞ができていると推測される箇所があるという。女児が生き埋めとなり、その後死亡した2001年の砂浜陥没事故の現場は至近だが、構造が異なるため、今回の制限域には含まれていない。
アジュール舞子、大蔵海岸一帯は、散歩や釣りに訪れる人が多いエリア。同事務所の担当者は「点検が完了し、安全が確保されるまでは立ち入らないでほしい」と呼び掛けている。