兵庫県知事選挙(11月17日投開票)で再選を果たした斎藤元彦氏によるパワーハラスメントなどの疑惑を調査する兵庫県議会の「百条委員会」が18日に開かれ、証人尋問に斎藤氏自身の出頭を求めることを決めた。斎藤氏への尋問は3回目。
証人尋問は11月25日に予定されており、斎藤氏のほかにも3人に出頭を求め、このうち2人は非公開(秘密会)で行う。斎藤氏の尋問は公開される。
元県民局長(2024年7月死亡)の告発文書に記載された7つの疑惑や、公益通報の対応などについての尋問が行われる見込み。
知事選への影響を考慮し、10月24〜25日に非公開で行われた県職員や幹部への証人尋問のうち、部長級以上などの尋問内容は11月22日にも県議会のホームページ上で公開する。
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百条委は年内に調査報告書をまとめる予定だったが、知事選でスケジュールが遅れ、年内にまとめるのは難しいという。
奥谷謙一委員長は、「調査を最後までしっかりやり遂げるということで、粛々と調査を進めていくことが一番大事だ」と話した。