1年間の話題をサンタクロース人形で表現する恒例の「世相サンタ」が20日、神戸・北野の異人館「うろこの家」で公開された。12月25日まで。
今年はアメリカ大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が出塁した際に、両手と左足を上げ上体を傾けるエクササイズ「キケポーズ」をしている。
そして、愛犬・デコピンと一緒に前人未到の「50―50(fifty-fifty)」を祝う。
サンタは高さ約3メートルの発泡スチロール製。周囲にはやり投げで金メダルを獲得した北口榛花(はるか)選手や、車いすテニスで史上最年少金メダルの小田凱人(ときと)など、パリオリンピック・パラリンピックで活躍した選手らが窓から飛び出す。
屋根には大河ドラマ「光る君へ」主役の紫式部、石破茂首相やトランプ次期アメリカ大統領とみられる人形も揃って「キケポーズ」をしている。
サンタクロースのデコレーションが始まったのは2004年。2009年からは路線を変えて「世相サンタクロース」が登場、その年の話題となった人や出来事を表現するようになった。今年で21年目となる。