三宮の神戸国際会館(神戸市中央区)前に「BE KOBE」デザインのベンチが完成、このほど除幕式が行われた。ベンチは同会館南西角、フラワーロード沿いの分かりやすい場所に設置、三宮の新たな待ち合わせスポットとして人気を呼びそうだ。
「BE KOBEベンチ」は幅約6メートル、高さ約1.5メートルの緩やかなアーチ型で、大人が7~8人ほど座れる。神戸国際会館70周年を記念してつくられた。
地元産のスギを活用した座面は木のぬくもりが感じられ、背部の「BE KOBE」ロゴは植栽でディスプレイ、夜間はLEDで色鮮やかにライトアップされる。ロゴ内部で、コロナ禍の際に使っていた飛沫防止のアクリル板を再利用した格子状のフレームを組み、そこに植栽ポットをはめ込む仕様。植栽は季節やイベントごとに“着せ替え”られ、異なる表情を楽しめる。
除幕式には、神戸市の久元喜造市長と神戸国際会館の佐藤廣士社長が登場。2人がベンチの両サイドに立って幕を外すと、集まった関係者や通行人から拍手がわき起こった。久元市長は「今、三宮は大きく変わりつつある。(周辺の再開発が進み)フラワーロードの南北の人通りが飛躍的に増えることは間違いない。ここにBE KOBEモニュメントを作ってもらってたいへんありがたい。たくさんの人にこの場所に来てもらって、三宮そして神戸がさらににぎわいのある魅力的な街になれば」と話した。