このたび、尼崎市立尼崎双星高等学校(兵庫県)の書道パフォーマンス部がラジオ番組に出演。部活動の裏側を明かしたほか、目指すべき未来について語りました。
書道パフォーマンス部は、伝統的な書道の枠を超え、音楽やダンスを取り入れた新しい形の部活。部員たちは、最大12人で4メートル×6メートルの白紙上に筆を走らせ、テーマに沿って表現をつくりあげます。音楽に合わせて体を動かしながら、大きな筆を使って文字を書く姿は、スポーツ観戦をしているかのような迫力を感じさせます。
尼崎双星高校では、書道の技術を磨くだけでなく、パフォーマンスに必要なフォーメーションやダンスの振り付けを生徒自身が考案し、練習しています。部員同士の意見が合わないときには苦労を感じることもあるそうですが、「お互いに納得がいくように、全員で話し合って解決まで持っていく」ことで団結力やチームワークを深めているといいます。
同部が目指すのは、毎年愛媛県で開催される「書道パフォーマンス甲子園」への出場。この大会は、書道の技術だけでなく表現力やチームワークを競う場として、多くの高校生たちにとって大きな目標となっています。
今年は、109校が予選に参加。尼崎双星高校は見事予選を突破し、2大会連続6回目の出場を果たしました(予選突破は21校に加え、復興応援枠2校)。
他校が披露する新しいアイデアや演出方法を見た部員たちは、「自分たちでは思いつかないパフォーマンスをしている学校があったりするので、そこから学ぶことがあった」と振り返ります。
大会で見た数々のパフォーマンスから刺激を受け、多くの創意工夫を吸収したことで「自分たちのパフォーマンスにいかそう」と意気込んでいる部員たち。「来年も出場したい」と目標を語りました。
「見てくれる皆さんにいろんな思いを伝えたい」と話す部員たちは、「皆さんが挫折しそうなときとか、苦しいときに、自分たちがした作品を思い出してくれたら。それで進むきっかけになってくれたらいいな」と、いま頑張っているすべての人々に向けてエールを送りました。
※ラジオ関西『泰人くにひろ yell!!え~る!!!』2024年11月16日放送回より