神戸空港の新しいターミナルビルのオープンが、2025年4月18日(金)に決まった。神戸市の久元喜造市長が、25日の定例会見で明らかにした。まずは国際チャーター便のターミナルビルとしてスタートする。
神戸空港は、2022年度の関西3空港懇談会で、2025年春に国際チャーター便の運用開始と国内線の発着枠を80回から120回に増やすことが決定された。これを受けて、神戸空港では現在のターミナルビルの隣に新しいターミナルビル=第2ターミナルビルが建設され、駐機場もこれまでの10から15に拡大した。建設費はおよそ150億円、延床面積は1万8700平方メートルで、地上2階建て。2階にはオフィスが入るほか、展望デッキが設けられる。完成は2025年3月末の予定。
久元市長は、「第2ターミナルビルはまずは国際線のターミナルビルを想定している。国内線の発着回数が増えれば、第1ターミナルビル(現ターミナルビル)と第2ターミナルビルで対応できるよう設計している」と話した。
神戸空港の国際線については、すでに、韓国・仁川(インチョン)と神戸を結ぶチャーター便就航が発表されているが、今回、2025年の大型連休に4泊5日でベトナムを訪れるチャーター便ツアーが決まったと発表された。4月30日に神戸空港を出発し、ダナン・ホイヤン(ダナン国際空港)へ、5月4日にホーチミン(タンソンニャット国際空港)を出発して神戸に帰国する。また同じ期間に同じ機材を使ってベトナムから神戸を訪れるインバウンドのツアーも計画されている。インバウンドのツアーでは、西日本や関西を周遊するプランがあり、いずれも神戸の魅力を知ってもらうため神戸で2泊するという。同様の双方向チャーターツアーは、2025年の夏と年末にも予定されている。