【冬の火災予防】命を守るために注意! 消防局が指南「火の元確認徹底」「暖房器具は使用方法守って」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【冬の火災予防】命を守るために注意! 消防局が指南「火の元確認徹底」「暖房器具は使用方法守って」

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 現在、住宅火災が相次いでニュースになっています。空気の乾燥や暖房器具の使用により、12月から3月にかけて火災の発生件数が増加します。

 火災をおこさないためには、日ごろからどういった点に気をつけるべきなのか。また、火災がおこってしまった場合、命を守るためにはどのようなことが必要なのか。神戸市消防局予防部予防課の長田奈帆さんに話を聞きました。

 大切なのは、正しい方法で暖房器具を使用することです。暖房器具は、間違った使い方をすると火災につながるさまざまな可能性があります。

 たとえば、寒い朝に湯を沸かそうとコンロに火をつけたときに服やタオルなどの燃えやすいものが接触し、やけどや火災につながることも。ほかに、火をつけたまま灯油ストーブに灯油を注ぎ、こぼれた灯油に引火して大きな火災につながる事案や、カセットボンベやスプレー缶の近くで暖房器具を使用することで引火する危険性もあります。このように、火災は身近なところから発生するのです。

 神戸市のホームページには、電気ストーブが布団に触れて発火する様子、こたつの中に入れた衣類がヒーター部分に接触して発火する模様、電子レンジで長時間温めすぎるなど使用方法を誤ることで発火する例など、身近なものから発火する実験映像が掲載されています。

【神戸市ホームページ】

◆消防局実験動画

 まずは、火災をおこさないために火の元の確認を習慣づけ、燃えやすいものをコンロやストーブなどの近くに置かないようにしましょう。家電製品などは使用方法や使用期限を守り、おかしいと思ったら使用をやめましょう。

 火災がおこったときのために、「住宅用火災警報器」と「住宅用消化器」を備えることも大切です。住宅用火災警報器は火災を音で知らせてくれるので早期に避難でき、住宅用消火器は火災の消火に使用できます。

 住宅用火災警報器は、設置から10年が交換の目安です。設置から10年を経過している場合は、電池切れや部品の劣化により正しく作動しないことがありますので交換を検討してください。なお、交換の際には、複数の警報器が連動して火災の発生を知らせる「連動型住宅用火災警報器」がおすすめです。

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