12月21日のラグビー・リーグワンの新シーズン開幕を前に、2日、コベルコ神戸スティーラーズの選手らが兵庫県の斎藤元彦知事を表敬訪問し、意気込みを語った。
兵庫県とコベルコ神戸スティーラーズは、昨年11月に包括連携協定を締結。新シーズンからは「兵庫県」がチームのホストエリアパートナーに加わった。
スティーラーズの共同キャプテンを務める李承信選手(神戸市出身)は、「昨シーズンは5位と悔しい思いをしたので、今シーズンはラグビーができる幸せを感じて、優勝の報告ができるよう頑張りたい」と意気込みを語った。またブロディ・レタリック共同キャプテンは、「去年に比べるとステップアップしている。開幕戦に向けて頑張っていきたい」と述べた。
弘津英司チームディレクターは、阪神・淡路大震災から30年を迎えることに触れ、「震災当時はまだ現役の選手だったが、ラグビーをする環境ではなかった。しかし励ましや理解があって続けることができ、今のスティーラーズがあると思っている。節目の年にリーグワンで初優勝して、皆さんに元気と笑顔を届けたい。それが恩返しになると思っています」と話した。
これを受けて斎藤知事は、「震災30年という節目に是非勝利を勝ち取ってほしいと思います。新シーズンの飛躍を期待しています」と激励した。
リーグワン1部のコベルコ神戸スティーラーズは、12月21日の開幕戦で静岡ブルーレヴスとのアウェイで対戦。ホーム初陣となる29日はノエビアスタジアム神戸で横浜キヤノンイーグルスを迎え撃つ。
県によると、2025年1月19日にノエビアスタジアム神戸で行われるスティーラーズのホームゲーム(リーグワン第5節、浦安D-Rocks戦)を「兵庫県民応援デー」とし、兵庫県民6000人を対象に自由席エリアのチケットを1枚300円の優待価格で販売する。チケットの申し込みは2025年1月5日(日)午後11時59分まで。詳細は兵庫県のホームページ(「コベルコ神⼾スティーラーズ 1⽉19⽇(日曜日) 兵庫県⺠応援デーを実施!」)に掲載されている。