「東条湖おもちゃ王国」立体迷路落下事故 兵庫県警、元支配人ら書類送検 業務上過失傷害容疑 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「東条湖おもちゃ王国」立体迷路落下事故 兵庫県警、元支配人ら書類送検 業務上過失傷害容疑

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 兵庫県加東市の遊園地「東条湖おもちゃ王国」で2021年10月、立体迷路施設の床が抜け、客6人が転落し重軽傷を負った事故で、兵庫県警は6日、必要な点検を怠ったなどとして、当時の元支配人ら3人(いずれも男性)を業務上過失傷害容疑で書類送検した。

 ほかの2人は施設管理担当の元マネージャーと元リーダー。いずれも点検の不備を認めているという。

 事故は21年10月10日午後2時すぎ、東条湖おもちゃ王国の「カラクリ迷宮のお城」(木造5階建て)で発生。3階部分の床の一部が落下し、当時7〜38歳の男女6人が腰の骨を折るなどの重軽傷を負った。

梁の西側端部分の破断面拡大画像画像(事故から約1年3か月後)※画像提供・消費者庁

 3人は園側が定めた点検項目を履行せず、専門家による点検も怠ったとされる。

 兵庫県警によると、床を支える木製の梁が腐食して強度が落ち、利用客が通行した際に崩れて床が抜け落ちたという。

落下後の状況 ※画像提供・消費者庁

 消費者庁の消費者安全調査委員会は11月、床板を支える梁(はり)が腐っていたのが原因とする報告書を発表した。

落下後の状況 ※画像提供・消費者庁

 報告書によると、雨水が乾きにくく、木が腐食しやすい環境だったと指摘している。

落下した梁の破損状態図(梁は最終的に黒線部分で破断)※画像提供・消費者庁
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