斎藤元彦・兵庫県知事に関する告発文書の調査を進める兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)は、9日に開いた理事会で、11月25日に行われる予定だった証人尋問を全国知事会のため欠席した斎藤知事に対し、改めて12月25日に出頭を求めることを決めた。
斎藤知事にとって、3回目の尋問となり、再選後は初。
百条委の奥谷謙一委員長は、理事会後の取材に対し、「公益通報制度の運用のあり方など、百条委として判断が難しい事実確認もあり、斎藤知事への最後の尋問を総括的に行いたい」と話した。
奥谷委員長は調査結果の公表時期について、「2025年2月の県議会までに調査報告書をまとめたい」としているが、デリケートな案件も多く、年度内いっぱいになる可能性がある」との考えを示した。
また25日は公益通報制度を専門とする弁護士や、片山安孝・元副知事からも意見を聞く予定。