先月11月18日(金)にオープンした、「神戸北野ノスタ」。旧北野小学校跡をリノベーションした複合施設で、オープンからおよそ1か月が経ち、近隣住民や旅行客が立ち寄る神戸の新たなスポットとなりました。
「神戸北野ノスタ」としてリノベーションされたのは、旧北野小学校跡。旧北野小学校が北野尋常小学校として開校したのは、1908年のことです。現在、神戸北野ノスタとして生まれ変わった建物は1931年に東校舎として増築されたもので、戦災や阪神・淡路大震災の被害を乗り越えたものの、児童数の減少により1996年に閉校しました。
閉校後は「北野工房のまち」として事業運営を続けていましたが、『上質な神戸のライフスタイルを発信する拠点として、来街者や地域住民に親しまれ賑わう施設』にコンセプトを改め、「神戸北野ノスタ」へと生まれ変わりました。
施設名は、神戸のまちの変遷とともに存在してきた小学校に故郷のような懐かしさや愛情を感じ、その面影を名称にも残したいとの思いから、「ノスタルジック」から決定したそうです。
設立当時の廊下や階段のステンドグラスはそのままに、教室の壁を取りはらうことでひとつの大きな空間としてリニューアル。レトロモダンな雰囲気が感じられます。
コーヒーロースタリーやベーカリー、ショコラトリー、灘のお酒をそろえる日本酒ショップなど、現在、同施設には6つの店舗がそろいます。各店舗、料理人にパティシエ、バリスタなどのプロたちがこだわったオリジナルメニューを展開。バリエーション豊かなメニューは、フロア中央に位置する開放的なカフェで味わうことができます。
神戸市ファッション産業課の森川加奈子さんと、神戸北野ノスタの広報・中村さんは、「神戸の観光を担う北野町の玄関口がさらに活気を帯びるきっかけになれば」と語りました。
※ラジオ関西『サンデー神戸』より