INAC神戸 宿敵・浦和Lに惨敗し皇后杯連覇ならず 元代表が挙げた両者の差 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

INAC神戸 宿敵・浦和Lに惨敗し皇后杯連覇ならず 元代表が挙げた両者の差

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 女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサは18日、京都・亀岡のサンガスタジアム by KYOCERAで皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会の準決勝に臨みましたが、三菱重工浦和レッズレディースに1-4と敗れ、大会2連覇を果たすことはできませんでした。この一戦のINAC神戸について、元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の川上直子氏がラジオ番組で感想を語りました。

ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』でパーソナリティーをつとめる宮川陽香さん(左)と、川上直子氏(右)

 前回の決勝の再戦となった、この試合。INAC神戸は前半22分、DFヴィアン・サンプソン選手のゴールで先手を取りますが、前半終了間際に2失点して逆転されると、後半にも前INAC神戸の浦和L・MF伊藤美紀選手らにゴールを許し、終わってみれば今シーズンの公式戦で最多となる失点を献上。昨年末のWEリーグカップに続き、国内主要タイトルを逃す結果となりました。

 川上氏は、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)で、「SNSにも『INACぼこられた』と書かれていたが、4失点は、やっているほうはやられた感しかないと思う。高橋はな選手、島田芽依選手、塩越柚歩選手、そして伊藤選手と、(浦和Lの)中心選手にやられている」とコメント。

「浦和は選手層が厚い。新しく選手を入れたり、下からもどんどん上がってきているが、INACはこれ以上選手がいないのと、(切り札でもあった)水野蕗奈選手の名前が(この試合に)なかった」と、勝負をわけたポイントに選手層を挙げた川上氏。「ただ、今年はこれで戦うしかないし、外国人選手が多いなか、試合中うまくいかなかったときのコミュニケーションの取り方、意思の疎通というのを、もう1回考えて、どうするかというのが重要なんじゃないかなと思う」と、敗れたINAC神戸の課題を指摘していました。

 番組には「いいところなく完敗。ここまで覇気も執念も出てなかった試合を見たのは久しぶりだった。負けたことは仕方ないし、負けることもあるのがサッカーですが、問題はそこに至る流れや、過程。消化不良であり、あんな中途半端、かつ、あきらめモード全開の試合を見せたことを反省してほしい」と、ファン・サポーターからINAC神戸のチームへ向けての厳しいメッセージも寄せられていました。

 これに対して、川上氏も「そのとおりですね。負けることももちろんありますが、どうやって負けるかですよね……」と、ファン・サポーターの思いに共感。

「ベンチにいる選手もどれくらい一緒の熱量で戦えるかですし、もちろんピッチに立っている11人がどうやって表現するかというところ。浦和の選手は、石川璃音選手や高橋はな選手など、みんな熱いじゃないですか。それがチームに伝わっている」と、浦和Lのこの一戦にかける思いを評価。

 一方で、INAC神戸に対しては「ピッチの上で甘いプレーがあったら許さないような、みんなで『それはダメだよ』と言い合えるチームに成長してほしい」「そして責めるだけでなく、『次いこうよ!』と盛り立てつつ、『戦っているぞ』という姿をもっと見せないといけない」と、オンエアを通じて選手たちに檄を飛ばしていました。

 ウインターブレイクを経て3月から再開するWEリーグ戦では、タイトル獲得が至上命題となるINAC神戸。川上氏は「WEリーグカップ決勝、皇后杯準決勝での敗戦の悔しさを払しょくする選手たちの活躍に期待したい」と述べていました。

※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2025年1月20日放送回より

ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』でパーソナリティーをつとめる宮川陽香さん(左)と、川上直子氏(右)



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カンピオーネ!レオネッサ!! | ラジオ関西 | 2025/01/20/月 18:30-19:00

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