兵庫県警、SNSの誹謗中傷「刑事上・民事上の責任」Xで警告 元県議死亡、根拠なき情報拡散受け | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県警、SNSの誹謗中傷「刑事上・民事上の責任」Xで警告 元県議死亡、根拠なき情報拡散受け

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 兵庫県警は22日、SNS上の誹謗(ひぼう)中傷への注意を呼びかけるメッセージを公式にX(旧ツイッター)に投稿、「いいね」は3万件近くまで増えている(1月24日現在)。

「それが正義感に基づくものであったとしても、刑事上・民事上の責任が」兵庫県警がXに投稿したメッセージ(画像の一部を加工しています)

 Xの公式アカウントに【SNSを利用の皆様へ 兵庫県警察本部】というタイトルを付け、「確たる証拠がないのに、推測・憶測で人を傷つけるような書き込みをするのはやめましょう」と呼びかけた。
 さらに、「それが正義感に基づくものであったとしても、刑事上・民事上の責任が生じる場合があります」と強く注意を促している。

 兵庫県警によると、昨年(2024年)3月に発覚した斎藤元彦・兵庫県知事らへに関する告発文書問題に始まり、斎藤知事の失職、知事選という一連の流れの中で、根拠のない誤った情報や誹謗中傷が横行する事態を重く見て対応したという。

 警察庁によると、臆測で人を傷つけるなどの書き込みをした場合、刑事罰として名誉毀損(きそん)や侮辱罪などに問われる可能性がある。 民事の場合でも、損害賠償請求などで提訴される可能性がある。

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 18日、知事選後に県議を辞職した竹内英明氏が死亡した。これを受け、政治団体「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志氏が、XやYouTube動画で「(亡くなった竹内氏は)兵庫県警から任意聴取を受け、明日逮捕される予定だった」など根拠や裏付けのない事実についてコメントしていた。
 竹内氏は告発文書問題で、県議会調査特別委員会「百条委員会」の委員を務めていた。

立花孝志氏

 この状況を重く見た兵庫県警は、20日の県議会・警察常任委員会で村井紀之(としゆき)本部長が、「(竹内氏を)被疑者として聴取したこともなく、逮捕するといった話はない。事実無根だ」と明確に否定、警察本部のトップが個別の事案に関する捜査について言及する異例の事態となった。

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