ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)。「気にしすぎかどうか」を判定するコーナーで、リスナーのさまざまな“気にしすぎ”エピソードを紹介した。
とある男性リスナーが気になってしまうのは、自動販売機の横などに置かれているリサイクルボックス。投入口が“空きカン用”と“空きビン用”の2つに分かれていても結局は同じところに落ちていくタイプがあるので、「投入口は1つでいいのでは」と思ってしまうのだそう。
これに対するサマンサの判定は、「気にしすぎ」。判定後、リスナーに向けて「清掃の方がちゃんとやってくれていると思うから、そこまで気にしすぎないように」と呼びかけた。
ちなみに、投入口が2つに分かれているのは、分別に対する消費者の意識を高める目的もあるようで、どちらから入れても最終的に同じ袋におさまるとしても意味はあるようだ。
ほかのリスナーから寄せられたのは、防犯ライトに関するメール。
リスナーの向かいと隣の家には防犯ライトが設置されている。夜にその前を通過するとライトが点灯するそうで、「明るくしてくれてありがとう」と感謝しているのだとか。ただ、夫はライトがついてしまわないよう壁にへばりつくようにして家に入ってきているため、「これは気にしすぎなのではないか」と感じているという。
このメールに対しても、サマンサは「気にしすぎ」と判定。「ライトがついてしまうのは仕方がないことなので気にする必要はない」とアドバイスを送った。とはいえ、サマンサも自動ドアが無駄に開閉してしまわないように気にして行動をすることがあるようで、ある程度は共感できると話した。
ウラリエも、「防犯センサーがきちんと機能しているということなので、そこまで気にする必要はない」と呼びかけた。
ラジオをよく聞くというリスナーは言葉づかいが気になるそうで、以下のようなメールが寄せられた。
「各局のパーソナリティーのみならずアナウンサーまでも、“ほぼ”を『ほぼほぼ』、“他人事(ひとごと)”を『たにんごと』と言っているのが気になります。言葉は変わっていくものですが、このごろは、“ざっと”を『ざっくり』と言うのも耳につきます」
サマンサが下した判定は、「気にしすぎじゃない」だった。ただ、かなり迷ったうえでの判定だったようで、「ラジオのパーソナリティーはさまざまな職業の人が担当するため、アナウンサーさんほど正しい言葉づかいを学んでいない場合もある。そっと見守ってあげてほしい」と話した。
ウラリエは、この日の放送で最安値を「さいあんち」と誤読してしまったことを反省しつつ、サマンサのコメントに首を大きく縦に振っていた。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip金曜日』2025年2月7日放送回より