ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)。オープニングトークで、昭和の遊具の思い出について話した。
「子どものころにあった昭和時代の遊具は、いまでは“恐怖の遊具”といわれている」と切り出した、サマンサ。最初に挙げたのは、地球儀型の回転ジャングルジム。走りながらスピードをつけるとかなり速い速度で回転させることができるため危険だとして、現在では撤去されている公園も多い。

次に挙げたのは、ゴンドラ型のブランコ。「立ちこぎをするガキ大将みたいな人がいて、思いきりこぐと1回転していた」と紹介されると、ウラリエは「えー!?」と驚きを隠せない様子。「ブランコに捕まって、みんなが『キャー!』と絶叫していた」と、サマンサは当時の情景を思い返した。
続いて紹介したのは、両側に1人ずつぶら下がって上下する、懸垂シーソー(ぶら下がりシーソー)と呼ばれるもの。体重差があると2メートル以上の高さまで上がることもあるそうで、サマンサは宙に浮いたまま降りてこられなくなり、そのまま落とされたことが何回もあったという。
さらにサマンサが、「ただ、普通のブランコも、1人が座って、もう1人が後ろに立って乗っている状態で思いきりこぐと1回転していた」と話すと、ウラリエはこわばった表情で「ヤバい。まじすか? 恐怖……」と恐怖の表情を浮かべつつリアクションしていた。

砂で団子を作っているような、一見のどかな雰囲気の砂場に関しては、「穴を掘って落とし穴を作るような子がいたけど、もうやったらあかん」ときっぱり。「誰かが落ちてしまってちょっとでも何かあれば、『公園の管理はどうなってるの』といわれるから。公園設備の在り方も変わってきている」と話すサマンサに、ウラリエは「遊具もだいぶ変わってるんや。知らんかった」と自身の子ども時代との変化に驚いていた。

(文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip金曜日』2025年2月28日放送回より