大阪・関西万博の開催に合わせて展開される、兵庫県そのものをパビリオンに見立てた取り組み「ひょうごフィールドパビリオン」。そのうち神戸市内で行われる「こうべフィールドパビリオン」では、地元の方々がつくった40を超えるプログラムが認定されています。
その中から今回は、日本一の酒どころ・灘五郷と、神戸・六甲山の植物園に関するフィールドパビリオンを紹介します。
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◆日本一の酒どころで日本酒の醍醐味を知る
兵庫県が誇る日本一の酒どころ「灘五郷」には25の蔵が点在しています。酒造見学や資料館で楽しみながら学んだり、レストランやショップでいろんなお酒を味わったり……。酒蔵を訪れると、もっともっと日本酒が好きになりますよ。2024年にユネスコの無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」の現場もぜひ体感したいものです。
また、白鶴酒造資料館では、日本酒に興味を持ち、かつ、さらに深く知りたい人を対象に、より細かく丁寧な資料館見学ができるプランも実施されています。普段の見学は自由ですが、座学付き・案内者付きの同プランでは、もっと深く日本酒を知ることが可能。海外からのグループの方には通訳も対応。本プラン専用の焼き印枡と資料館限定のお酒のお土産付きです。
また3月15日(土)には、魚崎郷の「浜福鶴」、西郷の「沢の鶴」で酒蔵開きが行われます。詳しくはそれぞれの酒蔵の公式サイトに掲載されています。




◆港町で出会える高山植物の世界
六甲山上にある「六甲高山植物園」は海抜865メートルの気候を活かして、世界の高山植物や六甲山の自生植物、山野草など、およそ1500種を野生に近い状態で栽培している植物園です。
3月15日(土)から2025シーズンの営業がスタート。その幕開けを飾るのは、企画展『え!こんな近くに?!高山植物』です。神戸にいながら、アルプス・ヒマラヤ・北海道などの植物に出会えますよ。スタッフによる花のガイドは毎日午前11時と午後2時の2回、開催されています。