大阪・関西万博の開催に合わせて展開される、兵庫県そのものをパビリオンに見立てた取り組み「ひょうごフィールドパビリオン」。そのうち神戸市内で行われる「こうべフィールドパビリオン」では、地元の方々がつくった40を超えるプログラムが認定されています。
その中から今回は、兵庫区・新開地エリアのフィールドパビリオンを2つご紹介します。
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◆100年以上の歴史を持つ河川トンネル
神戸市兵庫区にある湊川隧道は、近代土木技術を用いた日本最初の河川トンネルで、1901(明治34)年8月に竣工。2000(平成12)年の新湊川トンネル完成に伴い、その役目を終えましたが、2019(平成31)年3月29日に登録有形文化財に登録されるなど、現代に残る神戸の近代化産業遺産として生き続けています。
その湊川隧道は、毎月第1・第3土曜に一般公開されていますが、3月15日(土)の第1部では隧道内でミニコンサートを開催。午後1時開場で、先着150人限定で入場が可能。湊川隧道に響く音楽を聴きながら120年以上の歴史に思いをはせてみたいものですね。なお、午後2時10分からの第2部では、隧道内を自由に見学できます。
また、湊川隧道利活用のための活動を行う「湊川隧道部」のみなさんが、近くのマルシン市場のシェアキッチン「マルシンよんなな」で湊川隧道カフェを開いています。ここでしか食べられない湊川隧道にちなんだメニューやグッズがたくさんあるそう。こちらも要チェックです!


◆ディープな街を上方落語とともに
神戸で毎日上方落語が楽しめるのが、神戸新開地・喜楽館。その喜楽館と新開地を丸ごと楽しめるツアーを紹介します。
内容は、落語家の桂三之助さんのご案内で喜楽館のバックステージに潜入。舞台の裏方や落語道具などを見学後、新開地グルメのランチ。午後には本格的な寄席を2時間たっぷり鑑賞できる、人気のツアーです。

