オーストラリアで雷に打たれて描きはじめたという、芸術家・ゆっきゃーなさんが、このたび、ラジオ番組に出演。アートを描く理由や現在の活動についてなど、さまざまなトークを繰り広げました。

ゆっきゃーなさんは、淡路島出身の芸術家。カラフルでダイナミックな絵が印象的で、絵のなかに文字が書かれていることもある、自由な作風が魅力です。
絵を描きはじめたのは、2020年から。オーストラリアで目の前に雷が落ちるのを見た際に、雷が地球を伝って足元まできた感覚におそわれ、その後絵を描くようになったといいます。
昨年にはスペインの芸術祭に出展するなど、その活躍は国内にとどまりません。ピカソと同じ誕生日であることから、『ゲルニカ』をオマージュした作品『令和ゲルニカ』を展示したそうで、サンディアゴ新聞にも作品と様子が掲載されました。
期間中、展示会場の館長に偶然会うことがあり、特別にピカソの原画を見せてもらったそうで、「すごく感動しましたね。館長さんは、『なんだか君はピカソと縁があるかもね』みたいな感じで言ってくださった」と話しました。

ピカソとの共通点を感じることは多く、「いろんな恋愛をして愛人を作って、絵を描いてというのが、なんか似てるなと思って。私も恋愛をして描くことがよくあるので」と語る、ゆっきゃーなさん。その時々の感情を表現した作品が多く、性行為をきっかけに描くこともあるのだそうです。
「アートを描きつづけている理由に“生きた証を残していきたい”という思いがあって、キャンバスのなかだけはとにかく自由でいたい」と、胸中を吐露。絵を描くことへの向き合い方についても明かしました。
今年も海外への出展が続き、3月はオーストリア・シェーンブルン宮殿、4月はフランス・パリの国際平和美術展へ出展する予定だそうです。フランスの美術展はSDGsがテーマになっており、『地球からしたら回ってるだけなんですけど~』という作品を展示します。

フランス・パリで出展する作品を制作する際、地球についてさまざまな思いを巡らせたというゆっきゃーなさん。
「人間たちがいっぱいいて、経済のことや、環境を良くしようとかいろいろあると思うんですけど、私が考えついた答えが、“地球からしたら回ってるだけなんですけど”だった」そうで、地球目線という斬新なアイデアから生まれた作品であることを説明しました。