ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、「いまだから言えること」というテーマでメールを募集した。
いまから10年ほど前、番組の観覧に行ったというリスナー。来場者がもらえる番組ステッカーの裏に、司会をしていた西田敏行のサインを自分で書き、母親にプレゼントしたのだとか。受け取った母親はまるで少女のように喜び、いまだにリビングに飾っているという。
それから10年が経ったいまも本当のことを話していないそうで、サマンサは「あかんやん!」とリアクションした。
メールの最後に書かれた「母親にバラせないことはありますか?」という質問に対し、ウラリエは、「基本何でも話すので、ない」と回答。サマンサは「女装していたことを最近までバラしていなかった」と言いつつ、「普通の家庭ではこんなことないよね」と笑っていた。
とあるリスナーからは、以前付き合っていた彼女と自分の母親と3人で買い物へ行った際のエピソードが寄せられた。彼女だと思い手をつないだら母親の手だったそうで、母親のほうを見るとまんざらでもない顔をしていたそう。この出来事は彼女には言えずじまいで、交際が終わったという。
リスナーから「お2人は人違いでやらかしたことはないですか?」と尋ねられると、サマンサは「人違いのエピソードはない」としつつ、「双子のイケメンがいて、私みたいなふしだらな人間は『どっちでもいいよ』と思うことがある」と驚きの暴露コメント。
これに対し、ウラリエは「なんて言ったらわからないです」と正直に白状していた。
小学生のころに学童保育に通っていたリスナーは、「家に帰ってお菓子がなかった場合、母親のお金に手を付けていた」と告白。近くの店でお菓子を買うために何度も繰り返し、合計5000円ほどを使ったそうで、メールは「お母さん本当にすみませんでした」という反省の言葉で締めくくられていた。
メールを読んだサマンサは、「もし自分がやっていたら家から追い出されていた」と恐怖にひきつった顔で話した。
この日の放送をもってウラリエが番組を卒業するため、ウラリエに寄せたメールも多数あった。
なかには、「当初、インスタグラマーにあまりいいイメージがなく、ウラリエさんはもっとツンケンしてる方なのかなと思っていました」というメールも。続きには、「実際に聴いてみるとウラリエさんは天然を発揮してかわいくて、サマンサさんがそれにツッコミながらも優しくフォローしていて楽しい放送でした」とつづられていた。
番組後半には、サマンサやスタッフにあてた手紙を読み上げたウラリエが涙するシーンも。その後、「涙していた様子が番組のポッドキャストに残る」とサマンサが説明すると、ウラリエは「いらんて!」と必死に抵抗。
そんなウラリエは番組終盤には落ち着きを見せ、最後は「本当にみなさんありがとうございました!」と笑顔で番組を終えていた。
(文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip金曜日』2025年3月28日放送回より





