【取材レポート】南あわじで体感 色とりどりの花々と『ピーターラビット』の世界 淡路花みどりフェア | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【取材レポート】南あわじで体感 色とりどりの花々と『ピーターラビット』の世界 淡路花みどりフェア

LINEで送る

この記事の写真を見る(12枚)

 3月20日からの約1か月間、兵庫県の淡路島で、「淡路花みどりフェア2025」が行われています。このたび、南あわじ会場をラジオパーソナリティーの小倉実華さんが現地取材しました。その模様をレポートします。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 25年前の国際園芸・造園博「ジャパンフローラ2000」(淡路花博)をきっかけに、5年に1度開かれてきた大規模な花の祭典で、今年で最後となる「淡路花みどりフェア」が、現在、兵庫県・淡路島で開催されています。今回は、淡路・洲本・南あわじの3会場を拠点に、多彩な花と緑が楽しめるイベントとなっており、訪れた人々を魅了しています。私はこのたび、南あわじ会場に足を運んでみました。

 南あわじ会場となる「淡路ファームパークイングランドの丘」は、イギリスの湖水地方をテーマにした広大な農業公園。穏やかな丘陵地に広がる花畑、放牧される羊たち、そして鮮やかな季節の花々が、訪れる人々に牧歌的なひとときを提供しています。

 なかでも注目を集めているのが、フェアにあわせてイングランドエリアのイングリッシュガーデンに新設された「ピーターラビット フラワーガーデン」です。イギリスの人気絵本シリーズ『ピーターラビット』の世界観を忠実に再現したこの庭園は、まるで絵本のページをめくったかのような光景が広がります。

 花壇には、赤やピンク、青、紫など、色とりどりの花々が咲き誇り、その間には、ピーターラビットやそのきょうだい、いとこのベンジャミン・バニーなど、絵本のキャラクターたちがあちこちに姿を見せています。彼らは大人の膝ほどの高さで配置され、まるで物語の中に迷い込んだかのような感覚を味わえます。

 また、ピーターラビットの宿敵であるマグレガーおじさんも登場。実物大の像が、畑でキャベツやブロッコリーを育てながら農作業をする姿が見られます。畑の野菜はなんと本物。そこでは、「ピーター、おじさんに見つからないで! パイにされちゃうよ!」と思わず声をかけたくなるような、本格的な演出が施されています。

 私もさまざまな角度から写真を撮影し、夢中になってピーターラビットの世界を堪能していました。イングリッシュガーデンの魅力が詰まったこのスポットは、絵本ファンだけでなく、多くの来場者の心をつかんでいます。

 一方、園内のイングランドエリアひつじのくに隣では、もともと羊の放牧エリアだった2ヘクタールの敷地が、広大な花畑にリニューアルされていました。

 緩やかな丘を登ると、眼下にはチューリップやワスレナグサが一面に咲き、遠くには湖や田園風景、そして南あわじ市の街並みも一望。ふと振り返って見下ろした景色が、行ったことはないけど「ここ天国ですか?」と感じるくらい、魅力的なものでした! 芝生の上で寝転びながら景色に没頭する人の姿も見られ、訪れる人々が穏やかな時間を過ごしていました。

LINEで送る

関連記事