あるとき、音楽ライブを見ていると、結構激しめのロックバンドのギタリストが長い髪の毛を振り回すように頭を上下に振っていました。

そのギタリストに合わせるように、客席前方でかぶりつきになっているお客さんも頭を振っています。皆さんも1度や2度、こんなシーンを見たことがあるのではないでしょうか。
これを、「ヘッドバンギング」略して「ヘドバン」というんです。
私の知る限りでは、この動きは演奏者に賛美と共鳴を表すもので、1969年に開催されたレッド・ツェッペリンの全米ツアーあたりからみられるようになった説もあるのだそう。それほど、ヘドバンは昔から存在しているそうなんです。
やがて、ステージパフォーマンスのひとつとして演者も行うようになりだしたのが、いまでは定番化しているとのこと。

いろいろな表現があるなかで、どのような意味を持って頭を上下させているのかが気になったので、ライブでヘドバンをしていたロックバンドのギタリスト・anjieee(アンジー)さんに、ステージ後に話を聞きに行きました。

anjieeeさんは、このように説明してくれました。
「確かに、いまでは当たり前化していて、どんな意味を持ってヘドバンをしているかなんて考えずにしてはる人は多いと思います。私自身の話にはなりますが、私は賛美や共鳴していただいているファンの方々にお礼のお返しとして頭を下げています」(anjieeeさん)







