オランダのディック・スホーフ首相は22日、大阪・関西万博の会場・夢洲で、オランダパビリオンの除幕式に出席した。スホーフ首相は昨年(2024年)7月の就任以来、初来日。


オランダパビリオンは「共に分かち合い、新しい価値を生み出すこと」を意味する「コモングラウンド」がテーマ。

除幕式では、スホーフ首相をはじめ政府要人が「オランダパビリオン、来てや〜」と関西弁で呼びかけると、太陽をモチーフにしたパビリオンの球体が、国のシンボルカラー・オレンジ色に点灯した。

スホーフ首相は取材に対し「425年前、長崎で貿易が始まって以来、これまで私たちは素晴らしい関係を築いてきた。そして今、私たちはさらに次代の素晴らしい関係と協力に向けて歩んでいる」と話した。

そして、「パビリオンでは、エネルギー転換、持続可能なエネルギー、水管理、そしてライフサイエンス分野の医療といった、将来にとって非常に重要なテーマを紹介している。また日本とオランダは、高齢者の数が若者を上回るという共通の状況を抱えている。同時に解決策も共有している」と力を込めた。








