大阪市東成区の新⽇本カレンダー株式会社は23日、2024年7月に事業停止した文具雑貨メーカー・株式会社エトランジェ・ディ・コスタリカが保有していた「etranger di costarica(エトランジェ ディ コスタリカ)」の商標権を取得したと発表しました。これに伴い、同社のカレンダー分野において、エトランジェブランド商品の製造・販売をスタートするとのことです。

「エトランジェ ディ コスタリカ」は1985年に広島県福山市で設立された株式会社エトランジェ・ディ・コスタリカが展開した文具雑貨のオリジナルブランド。カラフルでデザイン性の高い手帳やノート、カレンダーなど約2000アイテムを世に送り出し、人気を集めてきましたが、業績悪化により2024年7月1日に事業を停止していました。
新日本カレンダーによると、廃業発表を受けて交渉を重ねた結果、ブランドの商標権を取得。今後、ブランドの運営を引き継ぎ、再建を進めていく方針だといいます。


今年は、かつて展開されていた70点以上のラインアップの中から、特に人気の高かった定番商品を中心に24点を発売する予定で、まずはカレンダー販売に向けて準備を進めているとのこと。商品は、全国の⽂具店・雑貨店・量販店、またAmazonなどのインターネットショップにて、9⽉からの販売開始を見込んでいます。
来年以降は、手帳やノート、ファイルなどカレンダー以外の定番商品の復活も検討するとしていて、将来的にはエトランジェブランドの新商品開発にも取り組み、ブランドのさらなる成長を図るとしています。
新日本カレンダーは「長年にわたってファンに親しまれてきたデザインと品質の再現を目指している」と述べています。




