神戸を本拠地とするアイスホッケークラブ「スターズ神戸」が、2025-26シーズンから「アジアリーグアイスホッケー」へ新規参入することが決定した。アジアリーグアイスホッケーと公益財団法人日本アイスホッケー連盟が、16日、発表した。スターズ神戸は、西日本初のプロアイスホッケークラブとして本格始動する。

アジアリーグアイスホッケーは、アジア最高峰の国際プロアイスホッケーリーグで、2003年にスタート。2024-25シーズンは、日韓の5クラブが参戦した。スターズ神戸の参入が決まったことで6クラブとなる。2025年9月に開幕。翌2026年3月までの約7か月間に及ぶシーズンで、ホーム・アウェーの計約40試合を行う。
スターズ神戸は、1994年に甲南大学体育会アイスホッケー部OBが中心となり、社会人アイスホッケー愛好チームとして創設された。1995年の阪神・淡路大震災を乗り越え、30年間、神戸で活動を続けている。2024年5月に法人化。2025年、「スターズ神戸」の名前を譲り受け、2025-26シーズンからアジア最高峰リーグ「アジアリーグアイスホッケー」への新規参入が決定した。
スターズ神戸は3月15日に初めての対外試合を、アジアリーグに参戦している「横浜GRITS」と戦い、2-6で敗れた。クラブを運営するスターズ神戸株式会社の黒澤玲央・代表取締役は「残念な結果」としながらも、「内定選手を中心に前日練習のみで臨んだ割には善戦した」と話していた。正式にアジアリーグへの参入が決まったことで、既存クラブと十分に戦える戦力を整え、シーズン開幕に備えていくという。またスターズ神戸のHPによると、「これからは『プロクラブ』という新たな責任と誇りを胸に、地域社会に根ざした活動、そして夢や感動を届けるクラブづくりに一層尽力していく」としている。
アジアリーグアイスホッケー 2025-26シーズン加盟クラブ
・レッドイーグルス北海道(北海道苫小牧市)
・東北フリーブレイズ(青森県八戸市)
・H.C.栃木日光アイスバックス(栃木県日光市)
・横浜GRITS(神奈川県横浜市)
・HLアニャンアイスホッケークラブ(韓国・京畿道 安養市)
・スターズ神戸(兵庫県神戸市)




