J1王者・神戸、最近5試合10失点 堅守の立て直し急務 扇原「自分たちに矢印を向ける必要ある」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

J1王者・神戸、最近5試合10失点 堅守の立て直し急務 扇原「自分たちに矢印を向ける必要ある」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸。中3日で臨んだ25日の「2025 明治安田J1リーグ」第18節、清水エスパルスとのアウェイ戦では、序盤から動きが重く、前半で2失点するなど苦しい展開に。結局、2-3で敗れ、連勝は2でストップしました。

 3季ぶりの日本平の地で、苦杯をなめたヴィッセル。課題となったのは、守備でした。

ヴィッセル神戸

「いつも通り、しっかりと相手陣地でサッカーをするというのを心がけていたが……。最初の5分くらいは悪くなかったが、そこから徐々に相手ペースになってしまい、いつもよりもチームとして(攻守の)切り替えも遅く、ボールに対する反応もチーム全体として遅かった。ただ、こういう展開になったとしても、失点だけは避けようと話していたが、前半で2失点してしまい、自分たちで苦しくしてしまった」と、前半の戦いを悔いたのは、中盤の要・MF扇原貴宏選手。

 また、前後半にセットプレーから失点したことも、黒星を喫する大きな要因に。この試合で2得点と気を吐いたFW宮代大聖選手は、「セットプレーでの失点は反省点。2失点してしまったので。そこは弱みではなく、(堅守やゴールをとる)強みにしていかないといけない」と、自らを含めてチームを律します。

 堅守がベースのチームながら、最近5試合で10失点。この現状について、経験豊富な扇原選手は、次のように課題を述べます。

「本当にちょっとしたところで失点してしまうので、そこはもう1回、自分たち自身が、守備のところで見返さなきゃいけない。一歩寄せる、もう一歩帰るべきところに帰るなど、そういう細かなポジションの修正や、コーナーキックでも流れの中でもあと一歩、あと二歩(相手に寄せたり、守備に戻ったりする)というところで、失点するかしないかというのは決まってくる。そこはもう一度、厳しく(見直し)、自分たちに矢印を向ける必要がある」

 そのうえで、「今日みたいな試合をしていたら、どこが相手でも勝てない。しっかり自分たちがやるべきことをやる。それだけかなと思う」と、クリムゾンレッドの6番は、2連覇を成し遂げた戦いを取り戻す重要性を示していました。

 一方で、チームにとって明るい材料となったのは、FW宮代選手の今季初となる1試合2得点。後半12分、コーナーキックからMF井手口陽介選手のストレートボールにヘディングであわせて得点を決め、反撃ののろしをあげると、後半アディショナルタイムにまたもヘディング弾をマークし、存在感を示しました。

 ビハインドで迎えた後半、「もう(得点を)取り返すしかなかったので。前向きに、前向きにというのは考えていた」と、宮代選手。セットプレーでの2得点については、「(ゴール前で)クロスに人数をかけてというのは、試合前からチームとして(狙いは)あった。自分はそんなに身長が高いわけではないので、タイミングとポジショニングで、そこはうまくいったかなと思う」と振り返りました。

 次節に向けては「自分たちのやることにフォーカスして、もう1回反省して、1週間あるので、しっかりいい準備をしたい」と前を向いた、宮代選手。昨シーズンのJリーグMVPで、主軸のFW武藤嘉紀選手が負傷離脱を強いられているなか、背番号9の活躍は心強いもの。ここからのゴール量産を願わずにはいられません。

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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2025/05/26/月 18:00-18:30

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