斎藤元彦・兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、告発した元県民局長県幹部の男性への対応を第三者委員会が違法と認定したことや、元総務部長による男性のプライベート情報の漏えいについて、「斎藤知事らが指示した可能性が高い」と結論付けたことを受け、共産党兵庫県議団は2日、斎藤知事の辞職を求める文書を県に提出した。

同時に県議会議長に対して、漏えいの実行行為者である元総務部長を刑事告発するよう求めた。さらに漏えい問題で兵庫維新の会から処分を受け、地域政党「躍動の会」を結成した県議2人の辞職勧告決議も求めた。


県議団の庄本えつこ団長は、ラジオ関西の取材に対し、「斎藤知事自身が、現場の長としての立場で給与カットするというのは一般論にすぎない。第三者委は、『知事の指示があった可能性が高い』と指摘しており、その点に真摯に向き合っていない。今の対応では、県政を前に進めることは不可能なことは明白だ。辞職を強く求めたい」と訴えた。





