神戸市と航空会社「スカイマーク」(東京都大田区)は18日、神戸―台北(桃園)を結ぶ国際チャーター便を今年10月、期間限定で運航することを発表した。4月に国際チャーター便が就航した神戸空港(神戸市中央区)で、日本の航空会社による国際便の運航は初めて。

同社の国際チャーター便は10月4日(土)~10日(金)の間、4往復8便の予定。4~7日が神戸発で、神戸を午前9時25分に出発し、午前11時25分に台北に着く。台北発は7~10日で、台北を午後0時55分に出て、午後4時45分に神戸に到着する。使用機材はボーイング737-800型機(177席)。
スカイマークは2006年2月の神戸空港開港時から国内線に乗り入れており、現在は神戸と札幌、仙台、茨城、羽田、長崎、鹿児島、那覇、宮古(下地島)の各空港を1日計26~27往復で結ぶ。同社にとって神戸空港が「西の拠点」であるのとともに、神戸空港利用者の約7割がスカイマークの搭乗客で、神戸空港と同社は密接な関係にある。
同日開かれた会見で、スカイマークの本橋学社長は「神戸は開港以来、スカイマークの成長を支えてくれた空港。神戸空港とスカイマークの関係は車の両輪」とたとえた。神戸空港が2030年に国際定期便就航を目指している件については「当社に何ができるか情報収集し、検討していきたい」と述べた。

神戸市の久元喜造市長は「国際チャーター便を就航していただき、ともに歩んできた神戸市として歓迎し、たいへんありがたく感じている。国際定期便就航も考えてもらえるよう、期待したい」と話した。





