神戸の新アリーナ「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」を中心とした神戸ウォーターフロントエリアの複合施設「TOTTEI(トッテイ)」の一角に、きょう6月20日(金)から、ビール醸造所を併設した、クラフトビールを楽しめるお店がオープンしました。
TOTTEI PARK「緑の丘」の1階に誕生したのは、地元の素材を活かしたオリジナルクラフトビールを提供するタップバー「TOTTEI Brewery」です。
同店は、ビールをこよなく愛するスタッフが厳選した関西各地の様々なクラフトビールを、“ゲストビール”として入れ替わり販売予定。神戸にいながら、関西各地の様々な味を楽しめるといいます。

同店の目玉となるのは、店舗内に併設されたビール醸造所でできたクラフトビールの提供で、「地域の特産品や神戸にちなんだ素材をいかして、同所ならではの味をつくり出したい」とスタッフは意気込みを述べます。ただし、こちらの提供開始は、仕込みなどの都合により今夏から秋ごろの見込み。当初、タップバーとともにオープンを予定していたBBQレストランも、8月末予定の開業に延期となっています。

原則はテイクアウト専門店ですが、併設のフリースペースでイベント等が行われていない場合は、店内での飲食も可能。また、緑の丘の屋外スペースで、潮風を感じながら六甲山から神戸港にかけてのパノラマビューを見渡しつつ生ビールを堪能できます。


ビールを提供するスタッフは、「単なるビール醸造所というのではなく、神戸や関西圏に住まれている方にも、一緒につくることに参画してもらったり、つくる工程のどこかに関わってもらうようなことをメインとした場所にしていくつもり」と、地元に密着したクラフトビールづくりをテーマに掲げています。モデルの1つになったのは、スタッフが学んだという、大阪・中津の地域密着型ブルワリー「中津ブルワリー」だそうです。


「神戸の新たなにぎわいづくりの1つとして、この『TOTTEI Brewery』をハブにして、コミュニティーをつくっていきたい」と、同店の担当者。「スポーツの試合やイベントのときはもちろんですが、それだけが目的ではなく、地元の人、仕事終わりの人にも、散歩がてら来てもらえれば。ほかではなかなか飲めないビールもあったりするので、ビール好きはもちろん、この解放的な空間でちょっと一杯飲んでみようかなという人も含めて、いろんな(目的の)人たちに楽しんでもらいたい」と、来店を呼びかけていました。
「TOTTEI Brewery」は、ジーライオンアリーナ神戸でイベントが開催されていない日も、アリーナにあるカフェ「ユーハイム」やステーキビストロ「神戸サクラフルーレ」などをはじめとする飲食店舗と同様に営業。海辺でテイクアウトグルメとともに生ビールを楽しめる場として期待されます。営業時間は、午前11時から午後8時まで。お店の詳細は「TOTTEI」公式サイトに掲載されています。





