2025年夏、神戸港周辺のあちこちでミッフィーと仲間たちに会える。「神戸ポートタワー」（神戸市中央区）や周辺のホテル、水族館など12施設がミッフィーをはじめとするディック・ブルーナの世界に染まるイベント「KOBE PORT TOWER×Dick Bruna TABLE in KOBE Waterfront」が7月23日（水）から9月22日（月）まで開催される。神戸ポートタワーの展望フロアなどを運営する「フェリシモ」（同）が主導する催しで、同タワーでは、全フロアにミッフィーやブルーナのモチーフが登場。ホテルでは特別な宿泊プランを提供する。コラボに関係する施設の立地範囲は約91万平方メートルに及び、ウォーターフロント全体がブルーナの優しい世界に包まれる。
ミッフィーの作者はオランダの絵本作家、ディック・ブルーナ（1927～2017年）。2025年はミッフィー誕生から70年にあたる。
同イベントは、ブルーナ作品を通じて、優しさや希望、神戸が未来に向けて歩む姿を発信する目的で、神戸ポートタワーとレストラン「ディック・ブルーナ テーブル神戸」（神戸市中央区・フェリシモが運営）が中心となり展開。期間中、ポートタワーでは「神戸ポートタワー丸ごとディック・ブルーナ テーブル」を催し、頭頂部にミッフィーのフラッグを掲げるほか、各所にミッフィーのフォトスポットやイベントにちなんだブルーナのイラストが登場。タワー内レストラン、カフェ&バーでは、ブルーナの世界をイメージしながら神戸の海と山を表現したスペシャルデザートなどを提供し、売店では限定オリジナルグッズを販売する。
「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」「ホテルオークラ神戸」「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」「神戸みなと温泉 連」「AQUARIUM×ART átoa（アトア）」「ジーライオンアリーナ神戸」「神戸リゾートクルーズ boh boh KOBE」などでも多彩なコラボが計画されている。ホテルでは、神戸ポートタワーが見える部屋に宿泊するプランやミッフィーにちなんだアフタヌーン・ティーセットなどを用意。他の施設でも夜景とのコラボや、ミッフィーの顔のパーツが出現するスポットなどがお目見えする。詳細は順次、公表される。
さらに大丸神戸店（神戸市中央区）では、シリーズ絵本全32作品を紹介する展覧会「誕生70周年記念 ミッフィー展」を開催する。会期は7月23日（水）～8月11日（月・祝）。
フェリシモポートタワー事業部の富田浩幸部長は「神戸に1泊し、ミッフィーとともにゆっくり街を巡りながら魅力を存分に味わってもらいたい。イベントは、各施設のその思いが重なって実現した。単発の催しにとどまらず、『神戸らしさ』を発信する継続的な取り組みとして定着を目指したい」と話している。
