「悪臭しない社会を当たり前に」 ゴミ・下水・し尿…処理場の脱臭装置を展開 メーカーの思い【PR】

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 ゴミ処理場や下水処理場、し尿処理場といった施設の脱臭装置を手がけるのが、兵庫県三木市のメーカー、株式会社一芯。「悪臭公害のない社会を“当たり前”にしたい」と語るのは、同社の代表取締役社長・濱口学さんだ。

株式会社一芯の代表取締役社長・濱口学さん
株式会社一芯の代表取締役社長・濱口学さん

 創業者であり、学さんの父でもある濱口正明代表取締役会長が会社を立ち上げた際、「住環境のインフラを支える存在でありたい」という強い思いがあったという。「その覚悟を“芯(コア)”として表したかったようで、そこから『一芯』という社名を付けたと聞いています」(学さん)。

 訪日外国人旅行者が増える今も、「日本に来て“ゴミ臭い”という人はほとんどいないのでは」と学さんは語る。「我々の先人たちがそうしたこと(脱臭)に対する技術を確立して、今に連綿と続けてくれてるからだと思っている」と、その技術を受け継いできた1人として胸を張る。

出荷前の脱臭装置

 脱臭の方法は大きく分けて、「活性炭吸着法」「生物脱臭法」「薬液洗浄法」の3種類。それぞれ、においの元となる分子をどのように処理するかで分類される。

 活性炭吸着法は、におい分子を活性炭に吸着させて取り除く手法。薬液洗浄法は化学薬品でにおいを分解し、生物脱臭法はにおいの原因物質を“食べる”細菌を活用する。このうち同社は、生物脱臭法を主軸に、気候などの条件に応じて他の手法も組み合わせているという。

 これまでに10件以上の特許を取得し、現在も出願中の技術があるという一芯。リードタイム(設計から完成までの期間)は2~5年と長期にわたり、「装置の性能を十分に理解してもらうためのアピールも欠かせません」と、学さんはメーカーとしての実情を明かす。

株式会社一芯の脱臭装置は日本のいたるところで使用されている
日本のいたるところで使用されている、一芯の脱臭装置

「すでに“悪臭のない社会”は実現しています。その当たり前が、次の世代にもずっと続くよう、私たちは技術を残していきます」。脱臭装置メーカーとしての誇りを胸に、学さんと一芯は、これからも歩みを進めていく。

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より

株式会社一芯の代表取締役社長・濱口学さん(写真右)とラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
株式会社一芯の代表取締役社長・濱口学さん(写真右)とラジオ関西パーソナリティーの三上公也氏
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