神戸市には、国宝「太山寺」の本堂をはじめ、多くの歴史遺産が点在しています。7月31日(木)までの期間、阿弥陀如来坐像や庭園などを有する太山寺の魅力を伝える写真展『創建1300年 太山寺の国宝と文化財』が、西神中央ホールにて開催中です。
同写真展では、普段なかなか目にすることのない文化財の姿を写真や映像で紹介しており、歴史的な建築や文化財を鑑賞できる機会となっています。

藤原鎌足の子・定恵が開山し、その孫・宇合が建立したとされる太山寺は、鎌倉時代に建てられた本堂が神戸市唯一の国宝に指定されています。
境内には、重要文化財の仁王門、県指定有形文化財の三重塔、国指定名勝の庭園などがあり、貴重な歴史的建造物が数多く残されています。
写真展では、太山寺の本堂や三重塔、庭園をはじめとした文化財を写真や動画で幅広く紹介。神戸市営地下鉄・西神中央駅近くの西神中央ホールで開催されており、午前9時から午後10時まで入場無料で楽しむことができます。
近くの埋蔵文化財センターでは7月から8月の間、夏休み中の子どもたちに向けて「火おこし器」や「銅鐸づくり」などの体験講座が予定されています。
埋蔵文化センターの担当者は、「普段の暮らしのなかでは意識しない歴史遺産や文化財は、いまも静かに土地の記憶を伝え続けている。写真展や講座を通じて神戸に息づく歴史に触れる機会になれば」と話しました。
※ラジオ関西『サンデー神戸』より






