日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博で展開する次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」のデモンストレーション飛行を再開させる。
4月26日、丸紅が運航するリフト・エアクラフト社(米国)製「HEXA(ヘクサ)」(1人乗り機体)のデモ飛行中に部品が落下したため中止していた。

丸紅によると、メーカーが誤って、仕様と異なる強度不足の部品を供給したのが主原因だったという。
丸紅は同9日に行ったテスト飛行の結果を踏まえ、デモ飛行の再開を決めた。7月21日まで。
一方、丸紅がこのほかに会場・夢洲と尼崎市臨海部「フェニックス事業用地」の2地点を結ぶデモ飛行を予定していた
バーティカル・エアロスペース社(英国)製については運行を断念。
キャビン(客室)の原寸大模型に搭乗する疑似体験は予定通り8月1日から行う。
このほか、ベンチャー企業・スカイドライブ(愛知県豊田市)は、当初予定していた2地点間飛行を中止し、7月31日~8月24日に万博会場内の離着陸場(EXPO Vertiport)の周回飛行に切り替える。






