神戸市と中国の大手航空会社・中国東方航空などは25日、神戸空港~北京・大興国際空港を結ぶ国際チャーター便を9月28日(日)から運航することを発表した。1日1往復で、所要時間は神戸発が2時間55分、北京発が2時間45分。4月に国際化した神戸空港で、定期的な国際チャーター便の開設は同社で5社目となる。

中国東方航空は中国三大航空会社の1社で、拠点空港は上海。羽田や成田、大阪(関西)などと中国国内を結んでいて、このたびの神戸就航で17都市目、日中間の運航便数は週340便になる。
同社の北京線は日本で神戸が3番目。ダイヤは、神戸(14:00)~北京/大興(15:55)、北京/大興(09:15)~神戸(13:00)で、機材はエアバスA320neoを使用する。ビジネスクラス8席とエコノミークラス148席の計156席。
会見で、同航空日本支社の孫黎支社長は「中国からのインバウンド」がメインターゲットとしつつ、「関西地方の人々の旅行ニーズにも応えられる。大阪にも近いので、観光だけでなくビジネス需要もある。ビジネス中継地としての可能性にも大いに期待しており、とくに神戸よりも西の地域からの北京および中国主要都市への需要に対応し、経済交流を促進したい」と意欲。搭乗率は「80パーセント以上を目指したい」と述べた。
神戸市の今西正男副市長は「首都である北京との就航で、これまで以上に中国と神戸との人的・ビジネス交流が進む。北京はいろいろな都市との路線が広がっているので、北京経由で世界ともつながることができる」と期待を寄せた。






