時代と共に変化し、進化を遂げてきたファッション。毎シーズン多種多様なスタイルが生まれていますが、最近は歯をデコる「ティースジュエリー」なるものが流行の兆しを見せているのだそう。一体どういうもので、どんな人たちから人気を集めているのか詳しく調べてみました。
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「ティースジュエリーとは、歯にスワロフスキーやゴールド、ダイヤなどの小さな宝石を装着する『お口の中のアクセサリー』です」と話すのは、かねむらNAOKOデンタルクリニック・院長の金村直子先生。ハート・星・十字架など、基本的にはネイルと同じパーツが使用され、人気のデザインは「キラキラ光っていてかわいいもの」なのだとか。アイドルのファンからは、「推しのメンバーカラーに合わせてほしい」「イニシャルを入れてほしい」といったオーダーもあるそうです。

ティースジュエリーは主に10~20代の女性に人気を集めているとのことですが、同院では最高で56歳の男性に施術をしたこもあると金村先生。どのように装着するのか聞くと「歯の表面を磨いてプラークや汚れを取り除きます。そして専用接着剤を使って、スワロフスキーなどの装飾を貼り付けます。歯を削ることは一切しません。装飾の数にもよりますが、だいたい15~30分ぐらいで完了します」と説明しました。

状態がよければ3ヶ月~半年間は取れないそうですが注意点もあるとのこと。
「歯磨きで強くこすると取れてしまうことも。だからと言って磨かないのはNG。口内にプラークが溜まり虫歯のリスクにも。優しく磨くなど、ご自身でのケアの工夫が必要です」(金村先生)
ちなみに、仕事の関係で歯に直接付けられない人の中にはホームホワイトニングのトレーや、歯列矯正で使用するマウスピースに装着する人もいるそうですよ。
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おしゃれの取り入れ方はどんどん進化しています。次なるトレンドがどういうものになるのか目が離せませんね。
(取材・文=迫田ヒロミ)
※ラジオ関西『Clip』2025年8月5日放送回より






