イチローさんトークセッション、9月に松方ホールで開催 高校生が夢実現のヒント聞く 観覧者募集中 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

イチローさんトークセッション、9月に松方ホールで開催 高校生が夢実現のヒント聞く 観覧者募集中

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 アジア人で初めてアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチローさん(51)と神戸市内の高校生によるトークセッションが9月6日(土)、神戸新聞松方ホール(神戸市中央区)で開かれる。開催にあたり、神戸市は約600人の観覧者を募集中で、締切は8月8日(金)。参加可否は抽選で決定、8月下旬、当選者に結果が通知される。市によると、イチローさんが自治体と連携し、このようなイベントを行うのは初めてという。

イチローさん(C)M4 Inc.

 イチローさんは1995年の阪神・淡路大震災発生時、当時所属していた「オリックス・ブルーウェーブ」(本拠地・神戸市)の寮にいて大きな揺れを経験した。同年、「がんばろうKOBE」をスローガンにチームの中心として活躍、オリックスをリーグ優勝へと導いた。今年1月のスピーチでイチローさんは震災を振り返り、「初めて命について考えさせられた時間でした。被災者として経験した思いを子どもたちに伝えていけたら」と語っている。

 トークセッションのタイトルは「ICHIRO✕KOBE~若者たちと一期一会のキャッチボール~」。「イチローに聞きたい」をテーマに市内の複数の高校から推薦された高校生数人が登壇、自分たちの悩みや課題をどう乗り越えていくか、夢を実現していくかのヒントを求めて、イチローさんに質問を投げ掛ける。

米野球殿堂入り表彰式に合わせて掲出された、ゆかりのある51人からのメッセージが入った広告(2025年7月28日、神戸市中央区の神戸市営地下鉄三宮駅コンコース)

 イチローさんは「阪神・淡路大震災から30年が経過しましたが、僕にとって神戸は今も変わらず特別な場所です。『夢や目標に向かって頑張る若い世代を応援したい』、その思いで神戸市さんとこのプロジェクトを企画しました。この取り組みが夢や目標を実現するためのきっかけとなり、これからの神戸、ひいては日本を引っ張っていきたいというモチベーションにつながれば」とコメントを寄せている。

 開催は9月6日午前11時から午後0時半。観覧の条件は神戸市在住、在勤、在学の中学生以上(保護者同伴の場合、小学生以下も可)。希望者は同市イベントサイト「おでかけKOBE」から申し込む。

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