野球・バスケットボール・バレーボールなど、様々なスポーツへの熱が高まっている昨今の日本。各競技、地元に密着したチームの活動が魅力の一つと言えます。その一環として最近では「個性的なイベント」の実施に力を入れるチームが増えているのだとか。
こうした取り組みの背景には何があるのか、兵庫県神戸市を拠点にするプロサッカーチーム「ヴィッセル神戸」のクラブ運営を行う楽天ヴィッセル神戸株式会社・担当者の長友智史さんに取材しました。

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同社を例に取ると、AI技術を活用したファン参加型の総選挙やeスポーツなど「サッカー以外の」イベントを多彩に開催しているといいます。理由を聞くと、「ファンやサポーターの垣根を超え、さまざまな人たちに喜んでほしいと思っています。この根底には、サッカーだけではなく様々な切り口で人々を喜ばせたいというマインドがあります」と長友さん。
こうしたイベントはどのように創られるのかたずねると、「トレンドにサポーターやファンの熱量を掛け合わせ企画している」との回答が。クラブ内でアイデア出しを行うこともあれば、マーケティングデータを参考にすることもあるのだそう。
ちなみに8月8日(金)~11日(月・祝)に開催するイベントは、一見サッカーとは縁遠く思われる“ホラー系”。これは「スタジアムを基点として地域活性に貢献」「スポーツ以外でのスタジアム利活用」「夏らしさ」という思惑が出発点となり生まれた企画とのこと。

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スポーツチームが行うイベントは日々進化しており、共通して言えるのは「地域の人たちを喜ばせたい」という思いが原動力のようです。競技自体に興味が無くとも、参加してみることで魅力の一端に触れることができるかもしれません。
(取材・文=迫田ヒロミ)
※ラジオ関西『Clip』2025年8月6日放送回より

●ヴィッセル神戸イベント〈キックオフデスゲーム〉
[日程]8月8日(金)~8月11日(月・祝)
[会場]ノエビアスタジアム神戸
[昼の部]11:00~15:30【極悪マスコットからの挑戦状】小学生や家族で楽しめる“ゾンビ×サッカーゲーム”
[夜の部]17:00/19:00【カンセンしてはいけない 絶望スタジアムからの脱出】ゾンビさまよう薄暗いスタジアムで、配布される参加キットとスマホアプリのLINEを組み合わせながら謎解きに挑戦する“体験型ホラーイベント”





