昭和の巨星、石原裕次郎さん(1934~1987年)の軌跡をたどる展覧会「昭和の大スター 石原裕次郎 音楽と映画展」が京阪百貨店守口店(大阪府守口市)で開かれている。俳優、歌手としても絶大な人気を博した裕次郎さんの映画ポスターや撮影で使った道具、レコードジャケットなどを展示しているほか、期間中、代表作の映画上映会も実施。19日(火)までで、入場は無料。

裕次郎さんは神戸市生まれ。1956年、映画「太陽の季節」でデビュー、その後に主演した「狂った果実」で一躍スターダムにのし上がった。テレビドラマ「太陽にほえろ!」「西部警察」などでも人気を集め、歌手としても「北の旅人」「赤いハンカチ」「ブランデーグラス」などのヒットを飛ばし、幅広い世代から支持されたが、病により52歳という若さで他界した。
同展では裕次郎さんが出演した映画ポスターのほか、貴重なレコードジャケットも展示。さらに、映画「嵐を呼ぶ男」で実際に使用されたドラムセット、レコーディング時に用いられたマイクなども並び、往年の裕次郎さんの輝きを感じることができる。
会期中、映画「嵐を呼ぶ男」「赤い波止場」「太平洋ひとりぼっち」が毎日上映される(各回約1時間40分、鑑賞料1回500円)ほか、9日(土)と10日(日)午後2時からは娯楽映画研究家で歌謡曲プロデューサーの佐藤利明さんによるトークイベントも開催する。




