万博会場対岸で、若手クリエイター10組によるレーザーマッピング上映 「いのち」など壮大に表現 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

万博会場対岸で、若手クリエイター10組によるレーザーマッピング上映 「いのち」など壮大に表現

LINEで送る

この記事の写真を見る(11枚)

 若者たちのイマジネーションや願いがレーザーマッピングでまばゆく輝く。大阪・関西万博を会場の対岸から華麗に演出する光のアート「SAKISHIMA LIGHTING ART(サキシマ ライティング アート)」のプログラムの中で、全国から選ばれた若手クリエイターらのオリジナル作品上映が注目されている。10~20代の作り手による壮大なテーマの映像表現が夜を鮮やかに彩る。10月13日(月)まで。

「Text on the walls」/Kentaro Tanaka(Hand.Inc)/東京都

 レーザーマッピングは、大阪ベイエリアのランドマーク「さきしまコスモタワー」(大阪府咲洲庁舎/大阪市住之江区)の北側外壁に投影。万博開催に合わせた大阪府の取り組みで、レーザーマッピングの規模は国内最大規模だ。

 今回は、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にちなみ、映像スキルを持つ29歳以下を対象に「いのち」「未来」「輝き」をテーマとした作品を募集。全国からエントリーした30組の中から10組が選ばれた。

 選出された作品は、▽「ひとつの光」 無数の可能性の中から1つの命が生まれてくるまでの物語▽「めぐる」 水の循環が織り成す生命のつながりと終わりなき自然のリズムを表現▽「光種」 命を象徴する球体が細胞分裂のように増え、流れを生み出し、未来社会へ向かう様子を直線の多い図形で描写[以上、作品タイトルと内容]などで、上映時間はそれぞれ30秒~1分程度。

「ひとつの光」/Nakata Ritsuki(株式会社ファンテックス)/大阪府
「めぐる」/SHADECOR(関西学院大学)/兵庫県
「光種」/EruNohA(大阪電気通信大学)/大阪府
「リンネ」/スピーカーガール(熊本デザイン専門学校)/熊本

 大阪府の担当者は「視覚的な美しさだけでなく、作品のコンセプトや物語性にも重点が置かれている。創意工夫が凝らされた力作ぞろい」と話す。

 レーザーマッピングの投影時間は日没から午後11時まで。1回計20分間で、今回選ばれた作品は後半に上映される。雨天決行。荒天時は中止の可能性がある。

LINEで送る

関連記事