髪をフーッと吹き飛ばすギャグでおなじみの漫才コンビ「海原はるか・かなた」が、このたび、ラジオ番組に出演。8月11日に迎えた芸歴55周年について、当時を振り返りながら現在の思いを語った。

1967年に明蝶芸能学院で出会った2人は、1970年に大阪の寄席でデビュー。以来、半世紀以上にわたって舞台を中心に活動してきた。
今年8月11日には、芸歴55周年に。「若いころ、先輩が“芸能生活35周年”と掲げているのを見て、『自分たちはそこまでできるだろうか』と思ったんです。でも、気づけば55周年。本当にありがたいことです」としみじみ振り返った。
関西の漫才コンビのなかでは最長の芸歴となるが、「まだ最終コーナーに差しかかったとは思っていない。人生半ばのつもりでやっています」と、77歳となったいまも前向きな姿勢を見せた。
「2人で舞台に立てていることが1番うれしい」と語る、2人。若いころから「声と迫力だけは負けへん!」と意気込んで取り組んできた舞台は、いまも観客を魅了している。

海原はるかさんは現在もジム通いを続けており、ベンチプレスで60キロを持ち上げるのが特技。鍛えあげた肉体を披露したプライベートヌード写真を撮影している。
きっかけは、ロック歌手・内田裕也が69歳でヌード写真集を出したこと。「自分も挑戦しよう」と、70歳・75歳のときにプライベートヌードを撮影。「80歳でもう1度撮影するのが目標」だそうで、「“人生100年時代”に、元気な体を見せることで皆さんに力を与えたい」との思いから取り組んでいることを明かした。
8月23日・24日には、デビュー月にあわせて「芸歴55周年記念公演『はるかな EXPO55』」を開催。松竹芸能の仲間たちが集結し、大いに盛り上がった。
「『松竹芸能から次のスタープレイヤーが出てきてほしい』というのが、おじいちゃんコンビとしての気持ち」と後輩への思いも語り、「80歳になっても2人で漫才を続けていくのが、なによりも1番の夢」と力強く締めくくった。
※ラジオ関西『Clip月曜日』より






