蜷川実花さん制作 球体水槽を囲むきらめく装飾 “共鳴”のインスタレーション 神戸の水族館・アトア | ラジトピ ラジオ関西トピックス

蜷川実花さん制作 球体水槽を囲むきらめく装飾 “共鳴”のインスタレーション 神戸の水族館・アトア

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 きらめくデコレーションに呼応するように、球体の中の魚たちが輝く。劇場型水族館「AQUARIUM × ART átoa(アトア)」(神戸市中央区)で、アーティスト蜷川実花さんとクリエイティブチーム「EiM(エイム)」によるインスタレーション展示「蜷川実花 with EiM 共鳴するアクアリウム」が開催されている。大型球体水槽を舞台としたディスプレイで、時間が経つのを忘れてしまいそうな、きらびやかで幻想的な空間が広がる。11月3日(月・祝)まで。

インスタレーション展示「蜷川実花 with EiM 共鳴するアクアリウム」

 宇宙や深海を思わせる直径3メートルの球体水槽「AQUA TERRA」の中には、キンギョハナダイなどが優雅に泳ぐ。その周囲を約800本のワイヤー装飾が包み込む。宝石、チョウチョ、花…ワイヤーに付けられたさまざまな形のクリスタルパーツは、絶え間なく変化する光を受けて色を変え、多彩な表情を見せる。ドラマチックな音楽が響く中、空間全体が1つの生命体となり、鑑賞者と“共鳴”するかのような感覚に導く。

音楽とともに色彩が変化していく

 約3万7千個に及ぶクリスタルパーツの中には蜷川さん手作りのものも。蜷川さんは「水族館は私にとって特別な場所。旅先でも必ず立ち寄る。そこで暮らす生きものや光のゆらめきはインスピレーションの源になっている。光と音、クリスタルが共演する作品ならではの発見をしてもらえたら」と話す。

宝石やチョウチョなどを模した多彩なクリスタルパーツ

 アトアの中山寛美館長は「蜷川さんらの手によって、いつもとは異なる空間になっているので、これまで来たことがある人も驚くと思う」とPR。「水族館として来た人が思いがけずアートに触れることでその世界観を楽しんだり、映える空間に引かれて来た人が生きものの魅力に気付き、もっと知りたいと思うきっかけになれば」と期待を寄せた。

「いつもとは異なる空間になっている」と話すアトアの中山寛美館長(神戸市中央区のアトア3階PLANETS)

◆インスタレーション展示「蜷川実花 with EiM 共鳴するアクアリウム」
会場 AQUARIUM × ART átoa(アトア) 3階PLANETS
開催期間 2025年8月29日(金)~11月3日(月・祝)
入場時間 10:00~19:00(最終入場は18:30)
入館料 大人2800円/中高生2400円/小学生1600円/幼児600円/3歳未満無料
※大人1人につき幼児1人無料(一部対象外あり)
※館内すべてのゾーンの観覧が可能
問い合わせ アトア078-771-9393

アトア公式HP https://atoa-kobe.jp/

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