五輪2大会連続メダリストという実績を残すなど世界トップの舞台で戦い、いまはプロスケーターとして活躍する、宇野昌磨さん。最近、ゲーム愛あふれるSNS「X」でのポスト(つぶやき)やYouTube動画がバズり、新境地を開いています。このたび行われた自身がプロデュースするアイスショー「Ice Brave 2」京都公演の合同取材会では、ユーモア全開の“宇野節”が炸裂しました。(※2025年8月26日、大阪での取材会より)

宇野さんが「人間性で選んだ」というメンバーと練習から雰囲気よく取り組むなど、アイスショーに向けての準備も着々と進んでいるよう。そのなかで、練習以外の関係を問われると「強制的にモンハン(モンスターハンター)をやらせました」と、にこやかに告白。さらに「ゲームのほうも、アイスショーに支障をきたすほど真剣に(笑)」と語り、報道陣の笑いを誘います。
「スケートはゲームに生かせない。もちろん逆もそう。完全に切り離してやっているので、直結しない(笑)」
「一番面白いゲームは、息を抜けないんです。ストレスがたまらないゲームは、いいゲームじゃない」
その後も、まるでゲーム誌の見出しに飛び出すような“名言”が続き、会場はたびたび笑いに包まれました。
いま話題のSNSについても率直に語ります。
「僕はいわゆるキラキラしたタイプではなく、わりと引きこもってゲームをしていたいタイプ。競技を引退して、1か月くらい何もせずボーッとしていると、意外とやることがなく、仕事も、競技のときと違って、自分からなにかアプローチしないと何も動かないと知った。いまは日本代表でもないので、失うものもなく、好き勝手にSNSをやらせてもらっている。そのうえでスケートを観たいと思ってくれるのは、僕としてはすごくうれしい」
「僕はスケートも本気ですが、本当に心からゲームが大好き。そっちのSNSの気持ちのほうがよくわかるからこそ、SNSはすごく居心地がよく、『ここがたぶん、自分の住みやすい世界なんだろうな』と思って発信している」

最後には、アイスショー公演と話題の新作ゲームの発売日が重ならなかったことに「そこだけは本当によかったです(笑)」とコメント。取材会の最後まで、ユーモアを交えたやり取りで記者陣を沸かせました。
世界を知るスケーターでありながら、ゲームを愛する素顔を隠さない宇野さん。そのギャップに引き込まれるファンも多いはずです。11月からの「Ice Brave 2」では、氷上でどんな姿を見せてくれるのか。期待が一層高まります。






