バレーボール・SVリーグ女子のヴィクトリーナ姫路の選手が、地元・姫路市の休日・夜間急病センターで一日院長をつとめました。
これは、救急医療への関心や適正な利用への理解を深めてもらおうと、救急医療週間(9月7日から13日まで)行事の一環として行われたものです。
7日朝、姫路市休日・夜間急病センターの一日院長に就任したのは、今シーズンからヴィクトリーナ姫路の一員となったセッター・大島杏花(おおしま・きょうか)選手です。ヴィクトリーナの選手が一日院長をつとめるのは初めてです。

大島選手は一日院長の委嘱状を受け取ると、診療開始前のあいさつでは、「おつとめ本当にご苦労様です。姫路市の市民の安全を皆さまが支えてくださっていることに感謝申し上げます」と、院内の看護師ら医療従事者へ、自らの言葉でコメント。
「本日も休日・夜間急病センターの使命をご理解いただき、今日一日、急病で来られる患者さんの気持ちになって、やさしく親切に、そして迅速に対応し、適切な看護につとめていただくようお願いいたします」と訓示を行いました。

その後、担当者から救急医療の現状や院内の説明を受け、待合室では来院した市民に広報チラシを配布しながら丁寧に声掛けを行っていました。


今シーズンからヴィクトリーナの一員となったセッターは、今回の一日院長について、「このような機会をいただくことができ、私自身もとても勉強になりました。私もけがや体調面などで病院にお世話になることがありますが、こうやって支えてくださっている人がいるからこそ、いつも安心して、『どうしよう……病院に行こう』とすぐに思える環境ができているんだなと、ありがたさを感じました」と感想を述べました。
今年7月11日から、姫路市を含む兵庫県全域で、救急医療相談・医療機関案内ダイヤル#7119(救急安心センターひょうご)が利用できるようになりました。
姫路市の担当者は、今回のヴィクトリーナの選手による一日院長を通じて、地域の救急医療の実情を知ってもらうとともに、救急医療の適正な利用を呼び掛け、「本当に必要となった方に受診いただけるよう、緊急時にはすぐ対応できるようにしたい」と述べていました。






