バレーボール・SVリーグ女子のヴィクトリーナ姫路から、ドイツ1部のドレスナーSCにレンタル移籍することになった女子日本代表の秋本美空選手が、12日、姫路市の清元秀泰市長を表敬訪問しました。
秋本選手は、全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー2025)で共栄学園高校を19年ぶりの優勝に導いた後、今年1月にヴィクトリーナと選手契約。2024-25シーズンのSVリーグでデビューを果たすと、レギュラーシーズン10試合とプレーオフ2試合に出場し、後半戦のチームに新たな力をもたらしました。
元日本代表でロンドン五輪銅メダルメンバーの大友愛さんを母に持つ若きアウトサイドヒッターは、今年度の女子日本代表にも選出。ネーションズリーグや世界選手権(世界バレー)で躍動しました。その最中の8月1日には、ドレスナーSCへのレンタル移籍を発表。新シーズンでは初めてヨーロッパの舞台でプレーすることになります。
姫路から世界へ羽ばたく秋本選手。2日前に帰国したばかりで、14日にはドイツに向けて発つというハードスケジュールのなか、この日は姫路であいさつ回りを行い、夕方の表敬訪問に臨みました。歓談の際、清元市長からは「姫路だけでなく、日本バレーボール界のためにも、がんばって武者修行してきてください!」とエールを送られていました。

表敬訪問終了後、メディアの取材に応じた秋本選手は、「ビシッとする系(フォーマルな場)が苦手なので、ちゃんとできているか不安でした」と本音も漏らしつつ、「すごく笑顔で、すごくしゃべってくれました」という清元市長の話になごんだよう。
プレーした姫路について、「姫路はファンの方が多く、道を歩いていたら話しかけられることも多く、応援されているんだなと感じた」と感謝を述べた19歳。ドイツへ旅立つ心境について、「プレーについては自分がどれだけやれるか楽しみで、今はワクワクしている。最初から縮こまらないで、自分を出して、成長につなげていけたら」と意気込みを述べていました。

ヴィクトリーナでは「最初は不安なことも多かったですが、練習を重ねていくごとにみんながやさしく話しかけてくれたり、いろいろ教えてくれたりしてくれたおかげで、楽しくバレーできました」と、秋本選手。「できることも増えつつ、(新たな)課題も増えたので、これからの成長につながると感じた」と収穫も大きかったといいます。
この日の夜には、ヴィクトリーナのプレシーズンマッチにも顔を出し、ともに戦ったチームメイトと再会。ファンの前でのあいさつの際は、「ヴィクトリーナ姫路でも全日本でも成長できたので、ドイツに行っても、この成長してきたことをさらにパワーアップさせて、(また姫路に)戻って来られるように頑張ります! ぜひドイツにも来てください!」と、笑顔で活躍を誓っていました。








