SNSフォロワー10万人超えるカメラマン「ハレ」とは? ストリートスナップで被写体の日常照らす | ラジトピ ラジオ関西トピックス

SNSフォロワー10万人超えるカメラマン「ハレ」とは? ストリートスナップで被写体の日常照らす 

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 SNSで話題を集めるストリートスナップカメラマン・ハレさん。常に新しいやり方を模索しながら挑戦を重ねてきたこれまでの歩みを、自身の言葉で振り返りました。

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「写真、撮ってもいいですか?」

 そんな一言から始まるさりげないやりとりの中で、ハレさんが切り取るのはその人の“らしさ”がにじむ瞬間。ファッション・写真・コミュニケーション……それらすべてを融合させ、日常を“ハレの日”に変えていく彼の作品は、いま多くの若者たちの共感を呼んでいます。SNS上では「撮られたい」「話してみたい」といったフォロワーが後を絶たないといいます。

(左から)パーソナリティーの田中大貴、カメラマン・ハレさん、パーソナリティーの林歳彦

 現在Instagramでフォロワー数が15万人を超えるハレさんですが、かつてはやりたいことが定まらず、フラフラしていた時期もあったのだとか。

「コロナ禍に入る以前は、ウェディングの映像制作の仕事をしていました。声をかけてもらえれば結婚式でもイベントでもどこへでも行くような、『何でも撮ります』という姿勢。そこに軸はなく、自身が満足できる作品もなかなか作れませんでした」(ハレさん)

 そんな中、コロナの影響で仕事が激減。それをきっかけにグルメ系アカウントの運営に着手。「このままではマズイと。そして、個人としての影響力を持たなければ必要とされないのでは……という危機感もありました。だからまずはSNSを頑張ってみようと決めたんです」と理由を話します。

(写真はイメージ)

 当時はまだグルメ系インフルエンサーが少なかったこともあり、フォロワーは順調に増加。しかしある時、「これは僕が発信している情報にファンがついているのであって、僕自身にファンがついているわけではない」と気づいたのだそう。ハレさんはいったんSNSの運営をストップ。そして「自分ではなく、誰かを主役にする」ことを軸に、写真家としての活動を決意します。

「むかし『カジカジ』(関西のストリートファッション&ライフスタイル誌)が流行っていた。堀江や原宿に行ったら専属のカメラマンがそこにいて、声をかけられて写真を撮られたら雑誌に掲載されるっていう。それってすごい文化だなと思って。それをSNSでやったら、また同じような文化が生まれるんじゃないかと思った」(ハレさん)

 さっそく運営チームを立ち上げ、撮影者として大阪・心斎橋や難波の街に立ちました。

(写真はイメージ)

 1年半ほど毎日のように街へ出て通行人に声をかけ続けるも、フォロワーは思うようには伸びずチームは解散。それでも、そこで得た経験を無駄にはしませんでした。

「これまで撮りためた写真を動画にすれば、もうひとつのフォーマットとしてできる。1年半ずっとやり続けた自信もあったので、次は自分の力でもう一度やってみようと思った」と、ハレさんはSNSを再開。投稿は次第に注目を集め、わずか半年でInstagramのフォロワーは10万人を突破しました。

「撮影した方のフォロワーが3000人から5万人に増えたり、『投稿がきっかけで新しいお仕事に繋がりました』という報告をいただいたりすると、本当にやってよかったと思います」と話すハレさんは、撮影や発信を通じて「誰かの人生に影響を与えられること」に、大きなやりがいを感じているといいます。

「僕自身、多くの人たちとの出会いの中で色々な可能性を感じています。ご縁のあった人たちが、“したいことが叶う環境”を作っていきたい……それが僕の使命だなと思っています。ファッションショーやイベントなど、『何かしたい』と熱い思いを持つ人へスポットライトが当たるきっかけのひとつに僕がなれれば」(ハレさん)

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2025年8月25日放送回より

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