構成作家であり、ラジオDJとしても活動するミラッキ(大村綾人)が、ラジオ関西の番組『Clip』にゲスト出演し、自身初となる著書について語った。

大学在学中に「大村綾人」名義で放送作家の仕事をスタート。いまでは10本以上の番組を手掛ける人気構成作家は、ミラッキ大村としてBAYFM『9の音粋』などラジオDJでの活躍も際立つ。
さらに、2022年に音楽クリエイターのヒャダインとともにトークユニット「genEric genEsis」を結成。2023年にはBAYFM『9の音粋』のスピンオフ特番『ジェネジェネ90s -鳴り響けボクらのJ-POP-』(BAYFM)で第61回ギャラクシー賞奨励賞を受賞。2024年には作詞家デビューを果たすなど、活動の幅を広げている。
そんなミラッキは、このたび、著書『90年代J-POP なぜあの名曲は「2位」だったのか』(ホーム社)を上梓。9月26日に発売された同著のテーマは、90年代の音楽シーンにおける“2位の名曲”だ。
「最高『2位』にはいろいろな理由がある。1位にあと一歩届かなかった曲、ライバルが強力で阻まれた曲など、1位以上にドラマがある」と語るミラッキ。
たとえば、Mr.Childrenの「花 -Mémento-Mori-」とスピッツの「チェリー」は同じ発売日で、互いに1位を獲得しているが、「その裏で別の楽曲が1位を逃している事実もあり、ランキングをひも解くことで、当時の音楽シーンの熾烈さや多様さが浮かび上がる」という。
90年代の10年間で最高位が2位にとどまった楽曲は、200曲近くにのぼるそう。その中から50曲を選び出し、なぜ1位になれなかったのか、その週の1位は何だったのかを、同著で詳細に解説している。「『もう恋なんてしない』や『ズルい女』、『Automatic』も実は2位だった」(ミラッキ)。
「90年代J-POPは日本の音楽史を語るうえで外せない時代。この本を通じて、あの頃の空気を再び感じてもらいたい」と、ラジオを通じてリスナーにメッセージを送った、ミラッキ。
今後は、10月13日に大阪の梅田ラテラルで行われる「genEric genEsis」のトークイベントに、ヒャダインとともに出演予定。そこではこれまでのユニットの活動を総括するベスト版的内容が展開されるという。
※ラジオ関西『Clip月曜日』より
【ミラッキ(大村綾人)公式サイト】
『ジェネジェネBEST(初回限定ジェネリック盤)』
日時 2025年10月13日(月・祝)開場16:30 / 開演17:00 / 終演19:00
会場 梅田ラテラル
出演 ヒャダイン(genEric genEsis)、ミラッキ(genEric genEsis)
チケット 前売3000円 / 当日4000円
※終演後、本のサイン会などあり





