閉幕へのカウントダウンに入った大阪・関西万博。現地では連日、多くの来場者で混雑しており、来場予約はほぼ埋まっている状況です。また、チケット販売もすでに終了しています。こうした中、手元にあるチケットを地域で活用できる取り組みが、大阪の隣、兵庫県の神戸・姫路エリアの約300の施設で行われています。使用済み、未使用を問わず、10月13日(月・祝)まで利用可能です。
今回は、そのキャンペーン「神戸・姫路ばんぱくーぽん」が活用できる施設の1つ、神戸ポートタワーにスポットをあてます。
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万博閉幕の10月13日(月・祝)まで、会場で毎日打ち上げられる、万博花火。神戸でも、夢洲に近い「六甲マリンパーク」や高台の夜景スポット「掬星台」から万博花火が見られるのは知られていますが、「もしかしたら神戸ポートタワーからでも見えるのでは?」と思い、実際にのぼってみました。

花火の予定時刻より少し早めに神戸ポートタワーへ。入場券(※展望フロアのみ=1000円、展望フロア+屋上デッキ=1200円)を購入する際に万博のチケットを見せると、「神戸・姫路ばんぱくーぽん」の特典としてオリジナルグッズがもらえます。
もらったのは一見普通のポストカードですが、カードの穴からスマホのレンズに重ねて撮影すると、光源がハート型やスマイルマークになる「フォロカード」なんです。このカードは、タワー内の展望グッズショップで200円で購入することもできます。


館内に入り、エレベーターで5Fの展望フロアへ。そこから、外の風景を楽しむべく、屋上デッキに向かいます。
昨年4月のリニューアルで新設された屋上デッキは、全面ガラス張りで眺めが抜群。外なので風が感じられて、高いところが苦手な人はちょっと怖いかもしれません。
同タワーの高さは108メートル。周辺にあるホテルオークラ神戸や神戸市庁舎のほうが高さでは上ですが、神戸の街を360度眺められるのは圧巻です。日中もさることながら、港町の夜景をここから眺めるとめちゃくちゃきれいです!


そこから万博会場は、すぐそばの神戸海洋博物館の方向にあり、赤い橋「六甲大橋」左斜め上の明るいところ。肉眼だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、双眼鏡があれば、大阪港・天保山の観覧車から右に少し動いたあたりになります。花火の時間だと、夜景で見つけやすいかもしれません。
万博花火は、神戸ポートタワーから見て、小指の先くらいのサイズですが、ちゃんと見えます。観光のお客さんたちも「花火だ!」「ほんとだ! すごい!」「あそこが万博なんだ」「えっ、見えるんだ!」と、たまたま目にした花火に大喜びの様子でした。


花火の打ち上げ時間は、万博閉幕までの毎日、午後6時35分。5分間と短い時間ですが、10月8日(水)、11日(土)、12日(日)、13日(月・祝)については規模の大きい打ち上げも予定されています。小さいとはいえ、神戸のど真ん中から万博花火が見られるのはいいですね。




