ラグビーやスポーツの楽しさを子どもたちに感じてもらおうと、来日中のラグビー・オーストラリアA代表選手やスタッフが、15日、神戸市内の小学校を訪れ、児童と交流を深めました。
同国のトップ代表チーム「ワラビーズ」を目指すホープが集った、オーストラリアA代表。18日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムで行われる国際親善試合(「アサヒスーパードライ CHALLENGE MATCH 2025 JAPAN XV 対 オーストラリアA代表」)のため来日し、現在、神戸で調整を行っています。
このたび、日本ラグビーフットボール協会による子どもたちへのラグビー体験プログラムの一環で、オーストラリアA代表の選手とスタッフが、神戸市立六甲アイランド小学校を訪問。6年生の児童、51人と交流しました。

約1時間の特別授業では、ラグビーボールをみんなで触れて楽しめるようなリレーをしたり、屈強な選手たちを束になって押し込んだり、チーム一丸となって選手を持ち上げて運ぶチャレンジを行ったりするなど、バリエーション豊かなプログラムが繰り広げられ、子どもたちも選手らも笑顔で取り組んでいました。
また、現役選手が長い距離を正確にパスするデモンストレーションでは歓声が上がったほか、ラインアウト体験では、大きな選手たちにリフトされた子どもがその高さに驚愕する様子も見られました。




授業を終えて、小学6年生の児童は、「オーストラリアの選手がわざわざここまで来てくれて、すごくいい経験になった。ラグビーってチームワークがすごく大事だなと思ったので、そのチームワークを(今後に)いかしていきたい」とにこやかに感想を述べました。
選手たちは今回の特別授業について「みんな一丸となって素晴らしいパフォーマンスをしてくれた」(ティム・ライアン選手)と、エネルギーあふれる子どもたちとの交流を存分に楽しんだよう。
18日の試合に向けては、「我々の準備してきているラグビーを試合で表現したい。今回、このメンバーでのプレーは初めてだが、試合を楽しみつつ結果を出したい」(ハリー・マクラフリン・フィリップス選手)と意気込みをコメント。
「日本にはパッション(情熱)を持ったファンがたくさんいる。日本代表への応援はもちろん、我々にも応援してくれると思っているので、その声援を力にいい試合をしたい」(リアム・ボウロン選手)と活躍を誓っていました。
講師をつとめた日本ラグビーフットボール協会の今森大地さんは、今回の特別授業について「全員が参加すること、チームで一緒にやろうというのが、ラグビーではすごく大事なことなので、そこは意識してもらった。こういう活動を通じてラグビーが好きだなと思う子がひとりでも多くなってくれれば」と話していました。






