「神様に呼ばれないとたどりつけない神社」をご存じでしょうか?
行くべきときは神様に呼ばれ、行くべきでないときは呼ばれていないため、悪天候による土砂崩れで道がはばまれていたり、急に予定が入ったり、体調が悪くなったり、カーナビがバグったり……。行きたいけど行けない状況になる、といわれている神社で、とにかく険しい道をたどった先にあるのです。

「神様に呼ばれないとたどりつけない神社」は全国に存在し、そのなかでも奈良県にある玉置神社と天河神社へは、昨年と今年でなんとかかんとかたどりつくことができたんです(そのときの模様は、過去記事で詳しくご紹介しています)。
そのときに感じたなんとも不思議な体験の数々と、神社を参ったあとに心がとてつもなくスッキリしたのが忘れられず、また行きたいと思ったんです。
今回は、玉置神社と天河神社に並んで「神様に呼ばれないとたどりつけない」といわれている奈良・三輪山の大神神社にも参りたいと強く思い、その三社を一挙に巡ってみようと。一社だけでも神様に呼ばれないとたどりつけないといわれているのですが、果たしてどうなるのか?

まず、綿密な計画を練らないとあきません。前回同様、兵庫県から車で向かうので距離と時間を計算してみました。
高速道路を使い、まず、天河神社までは約160キロメートルで約3時間。天河神社から玉置神社まで、山深いグネグネ道を通って約75キロメートルで約2時間。玉置神社から大神神社へは約111キロメートルで約3時間。順調にいって、車での所要時間だけでも合計8時間かかります。
さらに現地での滞在時間なども考慮したら、めちゃくちゃ朝早くに出発しなければなりません。しかし、「大変やけど、これやったら行けんことないな」と思ったため行くことを決意し、出発することにしました。






