神戸市が子どもの成長・発達相談を拡充 各区役所で専門職が対応 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸市が子どもの成長・発達相談を拡充 各区役所で専門職が対応

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 神戸市は、子どもの成長や発達に不安を抱える保護者が相談しやすい環境を整えるため、相談体制の拡充を進めています。乳幼児健診の時期以外でも、各区役所で保健師が個別に相談を受け付け、必要に応じて専門機関へのつなぎや制度の案内を行っています。

神戸・三宮にある中央区役所

 神戸市では、乳幼児を対象に4か月、9か月、1歳6か月、3歳の節目で健診を実施しています。医師の診察に加えて、保健師による育児相談や管理栄養士の栄養相談、歯科衛生士による歯科相談を行い、1歳6か月と3歳児健診では心理士による発達相談も設けています。

 こうした中、2023年4月には未就学児を対象とした「こべっこ発達専門チーム」が発足しました。従来は療育センターなど一部の専門機関に相談が集中していましたが、心理士や保健師、福祉職が区役所で対応する体制を整えたことで、より身近な場所で相談ができるようになりました。

保険師・心理士・福祉などの専門職で構成する「こべっこ発達専門チーム」

 面談では、保護者からの聞き取りや、心理士が遊びを通して子どもの様子を観察するなどして、日々の接し方への助言や今後の相談先を示します。対象は1歳から小学校入学前までの子どもで、垂水区と西区での先行実施を経て、今年10月から市内全区で利用できるようになりました。

 市の担当者は「子育てで不安を感じた時には、まずは身近な区役所で相談してほしい」と話しています。

※ラジオ関西『サンデー神戸』より

左から、神戸市こども家庭局 家庭支援課 母子保健担当課長の小澤恵さん、神戸市こども家庭局 家庭支援課 発達相談担当係長 の田口加奈子さん、ラジオ関西『サンデー神戸』パーソナリティーのクマガイタツロウ

(2025年11月9日放送)

◇『サンデー神戸』
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