リアルかわいい水の生きものグッズはいかが?神戸市中央区の都市型水族館「átoa(アトア)」は、11月22日(土)から24日(月・振休)までの3日間、生きものをテーマに作品を制作するクリエイターを招いた物販イベント「アトアクリエイターズフェスタ2025」を開催する。キーホルダーやアクリルスタンド、バッグ、出刃包丁まで多彩なアイテムを販売。作者も来場するので、直接話をしながら作品を選ぶことができる。
アトアはアートと水族館展示を融合させた独自の空間づくりで知られ、開館以来、生きものの魅力を視覚的・体験的に伝える取り組みを重ねてきた。今回の企画はその一環で、生きものを愛する作家たちの作品が一堂に会し、多様な視点で水辺の生きものに親しむことができる場となる。
イベントには、元水族館職員や飼育員経験を持つ作家をはじめ、魚類や水辺の生きものに魅せられた8組のクリエイターが参加。日本産淡水魚の造形作品や、川魚を色鉛筆で描いた雑貨、サメをモチーフにしたレトロデザインの雑貨、3Dプリンターで骨格構造を再現した精密模型など、めずらしい作品も並ぶ。
出展するのは、「川鮫工房」「sakanazuki」「SAKURA TOTOKO」「さめよる屋」「魚魚工房」「なんかの菌」「NIBOSHI&」「吉本アートファクトリー」の8組で、ポップなデザインから写実的な描写まで、作品の個性は幅広い。作者自身が対面販売するため、作品の背景や生きものへの思いも聞くことができる。
同館によると、各クリエイターに、アトアで飼育している生物種モチーフの作品を1点以上用意してもらうよう頼んでいるという。中山寛美館長は「作品と実際の生きものを比較しながら観察してみるのも面白いと思います」と楽しみ方を提案。「マニアックな種を扱ったものも多いので、作品をきっかけに知ってもらえる生きものもいるかもしれません。すてきなアイテムを通じて興味関心を深めてもらえたら」と期待を寄せている。




